地球の大きさを測定したエラトステネス古代の人たちは、地球が亀や象の背に乗った平坦な地面だと考えていた…わけではありません。 そんな考えの人もいたかもしれませんが、紀元前のギリシャ人はすでに地球が丸い球であることを理解していました。 このことは月食でできる地球の影が丸いことや、水平線の向こうから船がやって来る時、まずマストの上部が見え、それから徐々に船体が見えてくるという事実から明らかでした。 水平線の向こうからやってくる帆船の見え方。 / Credit:ナゾロジー編集部,canvaこの事実を聞いた子供たちを悩ませる「南半球の人はなぜ落ちないの?」という疑問も、ギリシャ人たちはクリアしていました。 彼らは「すべてのものは宇宙の中心に向かって引かれており、地球は宇宙の中心にある」と考えていたのです。 では地球が球だとして、それは一体どのくらいの大きさなのでしょう? このことを最初に明らかにした