ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (4)

  • 空中キャンプ - とつぜんレイシズム(休憩時間中に)

    ふだんの会話、日常的な雑談において、場の空気が凍りつくようなことはあまりないが、ごくたまにですけど、隣国の人たちにたいして、ものすごい差別的な内容の話をはじめる人っていますよね。そういうのって、たいてい年配の人なんだけど。あれって、どきっとするよな。ぜんぜん平気な顔で、そういうこわい話をはじめるおっさんが、たまにいますね。各種メディア上では、そうした極端な意見を目にすることもおおいが、実際に、面とむかって、ふだんの会話の中で、そのような内容の話をはじめられると、びっくりするし、いったいどうリアクションしていいのか困る。今までに何度か、そんなことがあった。そして今日である。 まあ、仕事の合間の、ごくたわいもない話題だったわけです。「小泉、靖国いったねえ」という。「どうおもう? 公約だっていっているけど」と話題をふられるが、正直、あまりよくわからない。「どうなんですかねえ。小泉は、風俗とかいく

    anode
    anode 2006/08/17
  • 空中キャンプ スラヴォイ・ジジェクと「ユナイテッド93」

    米同時多発テロについて書かれたテキストの中で、わたしがもっとも刺激をうけたのは、スラヴォイ・ジジェクの「テロルと戦争」だった。映画「ユナイテッド93」を見ながら連想したのも、やはり、ジジェクのテキストについてであった。彼のテキストを通して、「ユナイテッド93」を再検討できないだろうか。それがむずかしければ、せめてテキストと映画を、木工用ボンドかなにかで、むりやりくっつけることはできないか。そうかんがえた。 ジジェクは、「911における『敵』とは、かつて我々自身の内側に存在していた、システムの過剰ではないか」という指摘をおこなっている。これを裏づけるために彼が引用するのは、映画「地獄の黙示録」だ。この物語には、カーツ大佐という人物が登場する。大佐はかつて、同じ米軍にいた仲間だったが、今では軍を離れ、コントロールのできない存在となり、暴走をはじめている。課せられる任務は、カーツ大佐の殲滅である

    anode
    anode 2006/08/16
  • 空中キャンプ-音楽があまり重要ではなくなってしまった

    三十代になっても、音楽がなによりすき、という人がうらやましくてたまらない。かっこいいなあ、とおもう。わたしは、そういうおとなを目指しながら、いつしか挫折してしまった。日常的に、音楽をあまり聴かなくなった。音楽を聴いて、ふるえるような感動をすることがなくなった。そして、生活の中で、音楽があまり重要ではなくなってしまった。こんな自分がなさけない。十四歳のわたしがそれを知ったら、さぞやがっかりするだろうなあ。いったい、いつからこうなってしまったのだろう。せっかく買ったiPodには、NHK「フランス語講座」のテキストCDしか入っていない。しかし、三十代で、あるていど音楽から遠ざかってしまっている人なら、わかってもらえるのではないか。十代、二十代の頃とおなじように音楽と接することは、もうできないという感覚が。 感受性が鈍ってきているのだという自覚がある。わたしも以前は、もっと繊細でするどい感受性があ

    anode
    anode 2006/08/11
  • 空中キャンプ:ステロタイプの悪人

    わたしが子どものころに見た映画には、とてもわかりやすく「悪い人」がでてきて、堂々たる悪人ぶりを発揮していたものであった。彼らは、人類を破滅させようとしたり、世界を支配しようとしたり、社会を不安に陥れようと画策したりしていた。ひどいものである。「なんて悪いやつらだ。どこからどうみても、悪いやつらにしかみえない」と、子どものわたしは感じていた。しかし、今、そのように単純な悪役がでてくる映画はない。映画から、あの「悪い人」がいなくなってしまったのである。あの人たちは、どこへいったのだろう。あやしいけむりがたちこめる、地下の秘密基地で、どす黒い計画を練っては、「がっはっは」と高笑いしていた、あの、わかりやすい悪人たちは。きっと、わたしたちは、どこかのタイミングで気がついたのだ。 「そんなにわかりやすい悪人はいない」 では、あの悪人たちはいつ、いなくなったのか。そのタイミングについてかんがえてみると

    anode
    anode 2006/08/10
  • 1