大阪市立桜宮高校2年の男子生徒が昨年12月、自殺した。この生徒は強豪で知られる同校バスケットボール部で主将を務めており、顧問の男性教諭から体罰を受けたと手紙に書き残していた。 亡くなる前日、男子生徒は母親に「今日も30~40発殴られた」と話し、遺体の顔面は腫れ、唇は切れていた。 遺体を前に、顧問は母親に「体罰です」と認めたというが、これはもう暴行、傷害事件である。市教委が部員に聞いたアンケートでは日常的な暴力が明らかになっており、そこに生徒に対する愛情はかけらも感じられない。顧問は厳しく罰せられるべきだ。 同校では平成23年にもバレーボール部で顧問の教諭による体罰が発覚し、停職3カ月の処分を受けていた。 同年にはバスケ部顧問の体罰についても市への通報があったが、市教委と同校は顧問への聞き取りだけで、生徒に事情を聴くことなく「体罰はなかった」と結論づけていた。 学校や教育委員会のおざなりで無