要約 ・一言で合理的と言っても、近視的で短慮きわまりないものから、深慮遠謀と呼べるものまで様々である。 ・ド近眼な合理主義者は、短期的な適応を守ることは出来ても、中〜長期的な適応を見通せない。 ・彼らの多くは、未来を想像する力が足りないか、未来から目を背けたがっているか、どちらかである。 ・ド近眼な合理主義は、中〜長期的な社会適応はともかく、不安から心を守るには向いている。 一言で合理的判断と言っても、ド近眼のものから深慮遠謀までさまざま。 むしろ昨今のオタク趣味は、合理的判断の結果なんです - Dog Planet Cafe 〜 犬惑星 〜 オタクの合理性、ねぇ。 確かに、彼らを合理主義者と呼べなくはない。 とにかくリスクを回避した生き方を選び、安全パイな遊びや人間関係を指向する。家族や恋愛よりも、ギャルゲーや風俗を選択するという彼らは、消費者としていかにも合理的、ということが出来そうで
1960年生まれ。1989年筑波大学大学院博士課程修了、精神科医、医学博士。東京都庁知事部局健康管理医、宇宙航空研究開発機構(JAXA)主任研究員、茨城県警察本部健康管理医のほか、企業の精神科産業医として国内外で活躍。著書に「会社で心を病むということ」(新潮文庫)、「もし部下がうつになったら」(ディスカバー携書)など。 「会社のワガママちゃん」対処法 「傲慢なのに打たれ弱い」未熟なワガママ社員が増え、多くの管理職が振り回されている。しかし、対処法を間違えば、彼らは「うつ」になるケースも。彼らとどう付き合っていけばよいのか、その方法を紹介していく。 バックナンバー一覧 現代社会の未成熟化に伴い、職場でも性格が未熟でわがままな若い社員が増えています。彼らは、能力がないわけでもなく、むしろ積極的で活動的、華やかな場面が好きで、花見の席取りや宴会幹事などをさせると「デキル社員」です。しかし、いった
あくまでも個人的な体験に基づくものだが。 とある小学校低学年の子は、Wiiを起動するたびに親父さんとケンカをするのが目に余るため、お袋さんからゲーム禁止を申し渡されてふてくされていた(父親は禁止されていない)。自分はマリオカートなどのWiiの最新ゲームを遊びたいのに、親父さんはしきりに古いゲーム(バーチャルコンソール用タイトル)をやりたがる(そして自分に勧めてくる)のが嫌で嫌でたまらないんだそうだ。さらに、Wii専用タイトルは誕生日プレゼントでも渋るのに、バーチャルコンソール用タイトルをホイホイ買うのも気にくわないらしい。その小学生曰く「古いゲームの方が面白いなんて全然思わない。単にお父さんが新しいゲームの遊び方を覚えるのが面倒くさいだけ」とか。 別の家庭のとある中学生は、ネット界隈でしきりに言われている「ドット絵の方が味がある」とか「最近のゲームはリアルになりすぎて想像力の働く余地が」と
昨今の経済状況をめぐる議論で、だれもが疑わない前提がある。それはこの不況が、いずれは終わるということだ。日本経済にはもっと実力があるので、政府が景気対策で「GDPギャップ」を埋めて時間を稼いでいれば、「全治3年」で3%ぐらいの成長率に戻る――と麻生首相は信じているのかもしれないが、昨年の経済財政白書は次の図のような暗い未来像を描いている: これは秋以降の経済危機の前の予測だから、潜在成長率は1%弱だが、今はマイナスになっている可能性もある。90年代の「失われた10年」と現在はつながっており、そしてこの長期停滞には終わりがないかもしれないのだ。これを打開するには、生産性を上げるしかない。特に雇用を流動化して労働の再配分を行なう必要があるが、それには非常に抵抗が強い。日本の産業構造が老朽化しており、これを再編しないと衰退する、と多くの人が90年代から警告してきた。20年間できなかったことが、
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