IT専門調査会社IDC Japanは6月9日、国内中堅中小企業のセキュリティ投資に関する調査結果を発表した。 中堅中小企業のセキュリティ予算額の伸びは大規模企業より大きいことが分かった。今後の市場拡大の主な要因となること、今後のセキュリティ対策導入の形態としてアウトソースの利用が自社運用を上回るといった予測を明らかにした。ネットワーク脅威管理アウトソースサービスの購入許容価格が、中堅企業(500人以上1000人未満)では大企業より高いことも指摘している。 国内セキュリティ市場は2007年に前年比13.6%の成長率を示した。IDC Japanは2007年~2012年の年間平均成長率は12.3%と高い水準で推移すると予測している。大企業の継続的な投資に加え、中堅中小企業によるセキュリティアウトソース市場の伸張が寄与するとしている。 IDCが実施した調査では、2008年のセキュリティ投資を「前年