前の記事 に続いて日本Rubyカンファレンス2006をレポートする。 NaClのオープンソース戦略 本カンファレンスの協賛企業であり、まつもとさんをはじめRuby界のトップスターたちを多く擁するNaCl(ネットワーク応用通信研究所)から、代表取締役社長の井上浩さんによる発表。単なる協賛企業の宣伝スペースと思うなかれ。企業がオープンソースを支えていくための、企業がオープンソースを活用していくためのノウハウが詰まっている。 NaClの概要 現在は社員42名(+役員5名, アルバイト3名)とのこと。島根県に所在し、東京外神田に支社を持つ。主要な取引先は日本医師会のORCAプロジェクト。これはLinuxを用いることで医療システムのベンダーへの依存性を低減することを目的とするもの。 勤務時間は裁量労働制、コミュニケーションはircとメールを中心、スーツを着る人は少ないというプログラマに居心地の良さそ