東京から故郷の北海道に戻り、大自然の中で暮らす一家の姿を描く。脚本は倉本聰[1][2]。連続ドラマ放送後、8編に及ぶドラマスペシャルが放映され、フジテレビのイメージアップに貢献した[3]。主題歌の作曲・スキャットは、さだまさし。 全24話。テレビ大賞受賞作品。異例の1年2か月間に及ぶ長期ロケを敢行。スタート当初は視聴率も一時は1桁台に落ちたものの[注 1][4]、尻上がりに上昇し最終回には20%を突破、平均視聴率は14.8%を記録した。最終回放送日には、フジテレビが各新聞朝刊にお礼広告を出稿し[5]、視聴者から寄せられた投書も1万通を超えた。24本の放送終了後には1億数千万の赤字を計上したが、ビデオ販売などで20数億円の利益を上げている[6]。 第1話 妻の令子が家を出て半年。東京が嫌になった五郎は、幼い純と螢を連れ、故郷の北海道は富良野で暮らし始める。以前住んでいた麓郷の廃屋を家族で補修