セ・パ2リーグ制に移行した1950年以降、3連覇を達成した球団は6。セ・リーグではV9という圧倒的な時代を築いた実績を誇るジャイアンツが5回3連覇以上を成し遂げているが、あとは昨年から続くセ・リーグ王者の広島東洋カープのみである。 カープの指揮官・緒方孝市は4年間で3度のセ・リーグ制覇を果たした。今、「もっとも勝っている監督」といって差し支えない。しかし、かといってそれにふさわしい評価を受け取っているわけではない。 「12球団一、過小評価されている」といっても過言ではないだろう。 それでも当の本人は表情ひとつ変えずに「当たり前だ」と言った。