『新幹線大爆破』(しんかんせんだいばくは、The Bullet Train, Super Express 109)は、1975年の日本映画。オールスターキャストによるパニック映画で、日本よりも海外での評価が高く[8][9][10]、1994年公開のアメリカ映画『スピード』の設定のモチーフにもなった作品である[11]。 「新幹線が走行速度80km/hを下回ると爆発する」という状況下で繰り広げられる、犯人と国家との攻防劇である。新幹線に爆弾を仕掛けた犯人、危機の回避に全力を尽くす日本国有鉄道(国鉄)サイド、わずかな糸口を頼りにその正体を追いかけ、徐々に犯人グループを追い詰めていく警察、パニックを起こす乗客の姿で主に構成されている[9][12][13]。 犯人側の人生背景にも大きくスポットが当てられており、町の零細工場の経営に失敗した男・過激派くずれ・集団就職で都会に来た沖縄出身の青年がなぜ犯行