公的年金の積立金の昨年度・平成26年度の運用実績は国内の株式市場で株価が堅調に推移したことなどを受けて、15兆2900億円余りの黒字となり、現在の運用形態が始まった平成13年度以降、最高の収益額となりました。 収益額の内訳は国内債券が1兆5957億円、国内株式が6兆9105億円、外国債券が1兆8884億円、外国株式が4兆7863億円の黒字ととなっていて、運用する積立金の総額は137兆4769億円となりました。 これについて、GPIFは「去年10月に日銀が追加の金融緩和を決めたことや、円安の進行などで、株価は堅調に推移した。そのタイミングで、株式での運用を増やしたことが、過去最高の黒字幅につながったのではないか」としています。