出典:日経コンピュータ 2011年11月30日号 pp.43-47 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) これまでシステムで利用するハードやOS、ミドルウエアなどのインフラはその時々で最適な製品や技術を選ぶケースが多かった。だが、サービスを素早く安定的に提供するには、インフラで利用する技術の組み合わせを固定して、標準化を進めるのが望ましい。この作業は、インフラを企画・設計する段階で、運用担当者が主導して進めることになる。 対象となる技術の範囲は、パブリッククラウド、プライベートクラウドのどちらを使うか、プライベート型の場合は自社所有かベンダー所有かで異なる(図1)。JTや東京ガス、日本通運、国士舘大学はどう標準化を進めたのか。 専任担当者が標準化 JTはベンダー所有のプライベートクラウドを利用する。2015年までにグループ全体のインフラの9割を日立のプライベー