Appleは米国時間6月8日、同社開発者会議Worldwide Developers Conference(WWDC)の開幕を飾る基調講演で多くの発表を行ったが、結局名前の挙がった新製品よりも、Appleがここで言わなかったことの方が興味深かったということになるかもしれない。 13インチユニボディモデルの「MacBook Pro」への昇格と、MacBook Proファミリーの値下げは確かに話題となった。しかしAppleは別のこともしている。ノートブックの中で、小型の999ドルのホワイト「MacBook」のみを純然たるMacBookとして残したのだ。銀色のユニボディMacBookを購入するという選択肢はなくなった。ほかのノートブックはすべてMacBook Proとなり、Appleのハイエンドノートブックの購入を望まない人にとっては、選択肢がほとんどなくなってしまった。 これは何を意味している