愛知県安城市民が愛してやまない北京飯(ぺきんはん)。ご飯の上にトロトロの玉子と豚肉の唐揚げがドーンとのる安城市のソウルフードである。 このメニューを考案したのは、新幹線三河安城駅の近くにある「中国料理 北京本店」。以前に『メシ通』でも紹介したことがあるが、北京飯について軽くおさらいをしておこう。 www.hotpepper.jp ▲これが北京本店が誇る「北京飯」(600円)! 北京飯が誕生したのは、半世紀以上も前。「北京本店」の創業者で現・店主の杉浦充俊さんの祖父がまかないの玉子料理を作ろうとしたところ、誤って別のタレを玉子の上にこぼしてしまった。捨てるのももったいないと思い、食べてみたところ美味しく、それが北京飯のヒントになったという。 北京飯の特徴は、大きく分けて2点。まずは、醤油と砂糖をベースとした専用のタレで味付けした、ふわふわトロトロの玉子。中華鍋で手早く調理するのだが、秒単位で