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この分野は非常に発達しているけれど、主に研究されているBayesian Networkというのは定義上、循環的な因果関係はあつかっていない。つまり、A->Bであると同時に、B->Aという相補的な状況というのははずされている。別に、Bayes Netにこだわらなければ、HMMとしていろいろ研究する方法はありそうだが、まだそのあたりは独学中で、よくわからない。 前回紹介した、Hofstadterの本 では、ゲーデルなどを例に、再帰的な情報処理が特殊なおもしろい状況をつくるから、そのことが自己の形成や意識に関係あるとう論調だった。読者としては、どういうふうに関係あるのかを具体的に示してほしいところだったけれど、いまいちはっきりしたことを議論していないから、所詮エッセイにすぎない。ただ、再帰性を理解することであたらしい展望が開けるかもしれないということには共感できた。 Hofstadterの議論で
第65回世界SF大会/第46回日本SF大会「Nippon2007」パネルディスカッション企画 「サイエンスとサイエンスフィクションの最前線、そして未来へ!」レポート 8月30日(木)~9月3日(月)の日程で、第65回世界SF大会/第46回日本SF大会「Nippon2007」がパシフィコ横浜にて開催された。「SF大会」とはSFファン同士の交流会で、「Nippon2007」は第65回世界SF大会、そして第46回日本SF大会として開催されたもの。 「Nippon2007」内では多くのイベントが行なわれたが、ここでは作家の瀬名秀明氏が中心となって行なった、「サイエンスとサイエンスフィクションの最前線、そして未来へ!」のレポートをお届けする。 これは2部構成のパネルディスカッションで、ロボットや脳科学を中心とした研究者たちと、著名SF作家たちが、サイエンスならびにサイエンスフィクションの未来について
5月24日発表 5月24日、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン(HRI)は共同で、あらたなブレイン・マシーン・インターフェイス(BMI)を使って、脳活動を計測することでロボットを操作する基礎技術を開発したと発表し、日本科学未来館で記者会見を行なった。 脳に電極を埋め込んだり、訓練の必要がないことが特徴。ヒトの脳血流を使って脳機能を計測するMRIを使うため、ヒトの動作からは7秒の時間差が生じるものの、ほぼリアルタイムに近い速度でロボットを動かすことに世界で初めて成功した。 実験では、じゃんけん動作をロボットハンドに再現させた。正答率はほぼ85%だという。 開発したのはATR脳情報研究所の神谷之康(かみたに ゆきやす)研究員ら。昨年5月に「ネイチャー・ニューロサイエンス」に発表した「ヒトの脳における視覚的・主観的内容のデコーディ
■森山和道の「ヒトと機械の境界面」■ 脳と機械を直結させるインターフェイスの未来 ~「脳を活かす」研究会発足記念シンポジウム・レポート BMI(Brain Machine Interface)、あるいはBCI(Brain Computer Interface)と呼ばれるインターフェイス技術がある。脳と機械、コンピュータを直結させるインターフェイス技術だ。人間は脳で考え、脳で身体を制御している。インターフェイス技術がターゲットとして脳を選ぶことは必然だと言えよう。 国内外で研究が進んでいる技術だが、4月4日、5日にはBMI技術を中心としたシンポジウムが開催された。少なくとも今のところはPCとは全く関係ないのだが、「脳を活かす」と題されたこのシンポジウムの内容を簡単にレポートしておきたい。 ATR(国際電気通信基礎技術研究所)大会議室にて開催されたこのシンポジウムは、「脳を活かす」研究会の発足
小脳のフィードフォワード制御 小脳は、身体各部の受容器や大脳からの信号を受け取り、これをもとにして延髄の前庭神経核や反射中枢である小脳核に運動を制御する信号を投射する器官である。その主たる機能は、複数の筋活動の相互関係を計算して協調的な運動を実現させることにあり、小脳の障害は、運動における推尺の異常――たとえば、物を取ろうとして目標の手前や先を掴むような症状――や各種の運動失調を惹起する。 小脳による運動制御の特徴は、(負荷が加わったときに筋張力を与える)伸張反射などとは異なって、閉ループをもつフィードバック制御ではないという点である。実際、多数の筋肉が関与する複雑な運動の場合、いちいち出力を検出しながら発生したエラーを操作器の側に帰還させていたのでは、迅速な行動が実現できないばかりか、信号伝達の遅れに起因するオーバーシュートが生じて(行き過ぎたり戻り過ぎたりの)病的な振戦を引き起こしかね
もちろん、生きている事には感謝しているそうです。でも・・・。 Peter Houghtonさんは、補助人工心臓「Javik2000」の初の移植者なのですが、ちょっとロマンチックな症状に悩まされているそうです。人工心臓になってから「感情がなくなってしまった」のだとか。 たとえ、愛読している詩集にそんなことが書いてあったとしても、感情は脳が生み出すものですよね。心臓から湧き出てくるものではありません。ある意味、ちょっと可愛くも感じますが・・・なんて、彼は真剣に悩んでるのに、不謹慎でごめんなさいっ! でも、この感情の欠落という症状には、ひとつの原因が考えられています。それは、本物の心臓が送り出す「状況によって変化する」血流の代わりに、「Jarvik2000」が生み出す「常に一定」の血流に、彼の脳が馴染んでいないのではないかというもの。 Houghtonさんは、感情がなくなってしまった以外にも、悩
将棋で探る「直感」の秘密 ~理研と富士通、日本将棋連盟が脳の高次機能に関する共同研究プロジェクトを開始 握手する3者。富士通株式会社代表取締役会長 秋草直之氏(左端)、独立行政法人理化学研究所理事長 野依良治氏(中央)、社団法人日本将棋連盟会長・永世棋聖の米長邦雄氏(右端) 8月3日、独立行政法人理化学研究所と、富士通株式会社および株式会社富士通研究所は、社団法人日本将棋連盟の協力を得て、将棋における局面の状況判断や指し手の決定に関わる脳の情報処理メカニズムを題材に、「直感」思考の仕組みを解明することを目的とした共同研究プロジェクト「将棋における脳内活動の探索研究」を開始したと発表した。 研究期間は2年間。プロ棋士が将棋を行なっているときの脳の活動をfMRI(機能的磁気共鳴画像)で測定。アマチュア棋士の脳活動とも比較することで、脳における「直感」の情報処理過程の解明を目指す。強くなっていく
2007年08月22日09:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 心はプログラムできるか これまた、夏休みをちょっと休んで紹介するだけの価値がある一冊。 心はプログラムできるか 有田隆也 本書「心はプログラムできるか」は、タイトルを見ると人工知能に関する本のように見えるが、目次を見ればわかるとおり実は人工生命に関して広く紹介した本。 目次 - Si新書『心はプログラムできるか 人工生命で探る人類最後の謎』概要 (サイエンス・アイ新書Web)より 第1章 蟻たちの真似をして儲ける話 第2章 進化の力を借りてアートを創る試み 第3章 デジタル生命で進化を研究する時代の到来 第4章 人工生命というムーブメントの本質 第5章 利己的であるからこそ利他性が生まれる 第6章 進化と学習が生む生命と心 第7章 暗闇で不安そうに動くロボット 第8章 計算機の中で心を進化させる 付章 計算
「人の「意識」は心の中心ではなく、脳の様々な活動のロガーに過ぎなかった!」で、 脳はなぜ「心」を作ったのか 「私」の謎を解く受動意識仮説 前野 隆司 著 を紹介したら、前野先生の最新作である次の本を頂いた: 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? ロボティクス研究者が見た脳と心の思想史 (ハードカバー) 前野 隆司 著 頂いたから言うのではないが (^^;)、この本は素晴らしい。 なにが素晴らしいかというと、 第5章 哲学者との対話 1 現象学 斎藤慶典 (慶応義塾大学文学部哲学科教授) 2 生態学的心理学 河野哲也 (玉川大学文学部人間学部准教授) といった感じで、第一線で活躍中の哲学者との対談を行なっている点。 「心」とは何かを探求するのは哲学者、思想家、 そして宗教家の専売だったわけであるが、 科学技術、特にコンピュータの発展にともなって、 情報科学や認知心理学、脳科学の分野からのア
唐突に何かを「ひらめく」という経験は誰しもあるだろう。 「ひらめき」が天から降ってくる、というのは考えにくいので、 意識はしていないものの何らかの思考が脳の中で行なわれ、 その思考の結果が意識にのぼったとき、 「ひらめく」と考えるのが自然だろう。 この意識していない思考、すなわち「無意識の思考」を積極的に活用すれば、 同時に沢山のことを考えられる。 時間を効率的に使えるだけでなく、 自身の脳の中で何が起きているのか理解するきっかけになるのではないかと、 今まで考察を重ねてきた: 同時に考えよう (1) 同時に考えよう (2) 同時に考えよう (3) 同時に考えよう (4) 同時に考えよう (5) 意識の「下」に、意識を支える広大な「無意識」がある、 というイメージで考え、 その無意識をもっと活用したい、という思いからいろいろ考えてきたわけであるが、 前野隆司氏のページを読んで、 文字通り天
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