(CNN) 毎年、数千人の韓国人がひっそりと、孤独に死んでいく。そのほとんどは中年男性で、家族や友人とは絶縁状態にある。彼らの遺体が見つかるまで、場合によっては数日から数週間かかることもある。 これが韓国の孤独死の実態であり、より広範な孤独と孤立の問題は全国に蔓延(まんえん)している。事態が差し迫っていることを受け、韓国政府は最大限の取り組みを通じて対策に乗り出している。 活気に満ちた首都ソウルの当局は今週、向こう5年間で4513億ウォン(約497億円)を投入し、「誰も孤独にならない都市を作り出す」と発表した。 新たな構想には、孤独の問題を扱うカウンセラーにつながるホットラインを24時間対応にする、同様のカウンセリングを行うオンラインのプラットフォームを開設するといった内容が含まれる。戸別訪問による相談などの事後措置も講じるという。ソウル市庁が明らかにした。 ソウルの呉世勲(オセフン)市長