2006年から貧困問題に深く取り組んでいる作家・活動家の雨宮処凛。現在発売中の最新刊『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)では、「働けなくなったら」「お金がなくなったら」「親の介護が必要になったら」など誰もが抱く不安について、社会保障を使いこなすコツや、各種相談先など、必要な情報を各々の専門家に取材し、一冊にまとめている。自身も「一人暮らしで単身、この先が不安で仕方ない」と語る雨宮氏に、不安定な社会で生き延びるための知恵を聞いた(前後編の前編)。 【画像】発売中の最新刊『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書) 「もうすぐ50歳になるんですが、一人暮らしで単身、仕事はフリーランスで、この先、無事に生きていけるのかの保障がまったくないんです。貧困問題には18年間携わっているので、生活が困窮した時にどうしたらいいかという情報だけは無敵とい