チェコ・プラハで、ウクライナ難民を中心とする人々が開いた反戦デモに参加した子どもたち(2022年5月15日撮影)。(c)Michal Cizek / AFP 【7月29日 AFP】「うわっ、ウクライナ人が来た。あっちに行こう」。東欧チェコの首都プラハ北方の町ホルビツェ(Holubice)に暮らすドミニカ・ソクルさん(41)は、子どもたちを公園に連れて行くたび、こんな敵意に満ちた言葉を聞くようになった。偽情報を真に受けた人たちだと感じている。 夫はウクライナ人だが、ソクルさんはチェコ人だ。「バスも動物園も無料だと文句を言っているのが聞こえたこともある」 こうした反応は、欧州の一部でウクライナ難民に対する不満の鬱積(うっせき)を浮き彫りにしている。専門家によると、ソーシャルメディアの難民や給付金に関する誤情報と関連しているという。 「65歳の父は親ロシア派ではなく、ウクライナを支援しているけれ