あちこちの報道を斜め読みしていて知ったのだが、どうやら今年は日本の電子書籍元年らしい。 2004年に松下電器産業が「ΣBook」を発売した時にも、そんなことが一部で言われていたような気がするし、個人的には2000年に発売された「Palm IIIc(外部リンク)」で「青空文庫」を楽しんでいた記憶もあるので、「今さらなぁ……」という気はしないでもない。それに“元年”なんて言葉を聞くと、故橋本真也氏が生前リリースしたアルバムのタイトルが『橋本元年』であったことを思い出してしまうではないか(編注:あなただけです)。 米国では、2007年に「Amazon Kindle」が本格的な電子書籍時代の扉を開いたようだが、それはまあ海の向こうでの出来事。日本で暮らす我々にとっては「はあ、さいですか。ITってやつぁ、すごいですのう」くらいの反応しかできないでいたというのが、実際のところじゃないだろうか。 Kin
