国土交通省によりますと、▽茨城県内を流れる利根川水系の鬼怒川は、10日朝までに、常総市の若宮戸付近と、上流にあたる筑西市の船玉付近と伊佐山付近で堤防から水があふれ氾濫しました。 さらに、鬼怒川の常総市にある水位観測所では、午後1時現在、まだ水位が上がり続け、筑西市にある観測所も「氾濫危険水位」を超えた状態が続いています。 栃木県や茨城県、新潟県などを流れる河川は各地で水位が上がり、氾濫の危険性が高くなっています。 国土交通省のデータによりますと、午後1時現在、▽栃木県内を流れる利根川水系の思川は小山市にある観測所で、▽新潟県の阿賀野川は、阿賀町の観測所で、▽栃木県を流れる小貝川は真岡市にある観測所で、▽茨城県を流れる利根川水系の桜川は、土浦市にある観測所で、▽埼玉県や東京23区東部を流れる中川は、埼玉県吉川市の観測所で、それぞれ氾濫の危険性が非常に高くなる「氾濫危険水位」を超えています。