「万引きの記録があるため、志望校への推薦は出せない」。広島県府中町の町立中学3年の男子生徒(15)が、誤った非行歴に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題が、ネット上で波紋を広げている。別の生徒が行った万引きが、「教師の単純な記載ミス」によって自殺した生徒のものと記録されていたことが各紙報道で伝えられたためだ。 ネット上では、「学校側クソすぎる」「事実上の殺人だろ!」と学校に対する批判が殺到。一部の掲示板では、自殺した生徒に進路指導を行った女性担任の「特定作業」が進んでおり、すでに本人とみられる人物の顔や氏名が拡散される事態となっている。 進路指導は「廊下」で行われた、との報道 学校の誤った進路指導が原因で、男子生徒が自殺した可能性がある――。府中町教育委員会は2016年3月8日夜に開いた記者会見で、生徒に対し誤った記載に基づく進路指導を行っていたことを認め謝罪、自殺との関係性にも言及した