ことし震度1以上を観測した地震の回数は、4月の熊本地震などの影響で29日夜までに6500回を超え、去年1年間の3.5倍に達しました。このうち震度5弱以上の揺れを観測した地震は合わせて33回で中には津波を伴ったものもあり、気象庁は日頃からの備えを進めるよう呼びかけています。 震度1以上の地震の回数は東日本大震災が発生した平成23年は1万回を超えたもののその後は毎年減少し、去年は1842回でしたが、ことしはその3.5倍に達し、大幅に増えました。 この理由について気象庁は4月に発生した「熊本地震」の影響で、4月1か月間だけで全体の半数近い3146回が観測されたことなどを挙げています。 また、10月には鳥取県中部で、28日も茨城県高萩市でいずれも震度6弱の激しい揺れを観測するなど、震度5弱以上を観測した地震は合わせて33回発生しています。 このうち先月、福島県沖で発生した地震では福島県などで震度5