文春オンラインで、東京のミニシアター、ユジク阿佐ヶ谷の元スタッフが、自身の受けてきたハラスメント、労働搾取について告発するインタビュー記事が掲載された。 その内容はあまりにもひどく、腹立たしい。同時に、「やはり」という、冷めた気持ちもあった。なぜなら、自分も2013年春から2014年夏まで勤めた関西のミニシアターで、ほとんど同じような扱いを受けてきたからだ。 ユジク阿佐ヶ谷以外のミニシアターでは、アップリンクも社長のハラスメント問題で批判を浴びた。2020年6月のことである。しかし、これらの問題は世間ではすぐ忘れ去られ、いつの間にかなかったようにされている。 はっきり言って、似たような問題はあちこちでまだ残っている可能性が大きい。それだけに、せめて告発された事件については徹底的な調査による真相究明と、被害者が納得のいく形での決着が絶対だ。 ミニシアターは「文化の多様性を守る場所」と言われて
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