アメリカで起こった#MeTooに続いて、フランスでも#BalanceTonPorc(お前の豚を告発しろ)というセクハラ告発キャンペーンが広がった。大臣を歴任した社会党の大物政治家や、極右政党FNの党首側近(同性愛者で男性からの告発)など有名人の名前も挙がっている。 そんな中、1月10日付の「ル・モンド」紙にこの運動を「逆告発」する意見書が掲載された。5名の女流作家・文化人が起草したものに約100名が賛同署名する形で出されたもので、カトリーヌ・ドヌーヴが名を連ねたことにより一躍国際的大ニュースになった。 カトリーヌ・ドヌーヴ ©getty ところが、それから1週間もたたないうちに、ドヌーヴは「謝罪文」を出した。正確には相次ぐ批判に対して自分の立場を明確にしたもので、その最後に、「私は、この『ル・モンド』の意見書で攻撃されたと感じたすべてのおぞましい行為の犠牲者に友愛をもって敬意を表し、彼女た