東日本大震災以降、応急処置、停電対策、緊急地震速報など、多くのスマホアプリが登場したが、その中でも被災地での実用性が高かったものの1つが地図アプリだ。 3月11日の東日本大震災以降、ITを使って何かできないか、大勢の人が知恵を絞り活動を続けた。iPhone向けアプリを無料で配布する事例も多く現れたことを覚えている読者も多いだろう。応急処置、停電対策、緊急地震速報など、多くのアプリが登場したが、その中でも被災地での実用性が高かったものの1つが地図アプリだ。 津波や地震で現地の様子がすっかり変わってしまった中、自宅の位置を確認したり、ボランティア活動を行う際、有益だった地図アプリだが、震災から半年が経過しようとする中、その役割も少しずつ変化しはじめている。そんな地図アプリの1つを紹介したい。 もともとは「古地図」を楽しむアプリ 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が開発した技術の製品化・商用化
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