龍臥亭事件(上) 長編推理小説 (光文社文庫) [ 島田荘司 ] 価格: 817 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 御手洗潔が日本から去り、彼の活躍を発表していた石岡和己に読者の二宮佳世が相談に来る。御手洗は日本から離れて不在というも、自分の業をお祓いしたいと懇願される。結局石岡は彼女の求めのまま同行し、岡山県の小さな村にたどり着く。そこには龍臥亭と呼ばれる和風の建物による旅館があった。 2人が到着したその日に旅館で殺人事件が発生し、その後連続殺人事件に展開する。それは昭和13年にこの村で起きた「津山30人殺し」を彷彿させるものだった。御手洗不在の中、石岡がこの猟奇的な連続殺人事件の解明に挑む。 【感想】 昭和13年に発生した「津山事件」。横溝正史の名作「八つ墓村」(但し横溝の作品で、この作品だけは私の嗜好に合わない)、そしてその映像化でセンセーショナルなイメージを与えたが、島田荘司はこの