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ブックマーク / niigata-sanpo.hatenablog.com (147)

  • 風雪に耐えて - NIIGATAさんぽびと

    花に誘われるように歩いてきた道もいよいよ終点。 日海を見下ろす高台で力強く枝を広げる木にパワーをもらう。春の里山散歩のラストです。 今年もちょっと寄り道して、最後の分岐で久田城址と反対側へ。 海辺の集落へ続く斜面に曲がりくねった木が並んでいる。 日海の風雪に耐えながら立っている木々。 ここまで見てきた可憐な花とは対照的な自然の姿。 曲がりくねった太い幹、その生命力溢れる姿が見たくて寄り道してしまう。 奥の方の海を望む場所に立つ、何か碑のようなものを抱いている木。 なんだか気になって、ついここまで来てしまう。 何かの祠なのか、それとも墓だろうか。 日海を見下ろす場所で大樹に守られるように立っている。いつからこの景色を見ているのだろう。 木の向こうに見える小高い場所が目的地の久田城址。さてそろそろ行こうか。 杉林を通って、 道の分岐まで戻り、今度こそ久田城へ。 大きな木の間を抜けると視界

    風雪に耐えて - NIIGATAさんぽびと
  • 雪割草に誘われて - NIIGATAさんぽびと

    この時期になると、毎年出かけるお気に入りの里山へ。 今年もたくさんの可憐な花に出会えた。 春。 雪割草が咲き出す頃になると、散歩の虫がウズウズしてくる。 今年の桜は早いというので、雪割草も早いに違いないと、ややフライング気味にいつもの里山へ。 杉林の道を登って行くと、いつも最初に迎えてくれるのはキクザキイチゲ。 今年も会えた雪割草。やっぱり例年より開花が早いようだ。 ファインダーの中でこの花を覗くと、今年も春が来たなあ、と実感する。 坂を登って、いつものように村岡城址を覗く。 南北朝時代の山城の丸跡で、東屋も建っているのでお弁当を広げるには絶好の広場。 15年程前に初めてここへ来た時、一面に咲く雪割草に感動した。 「誰も知らない秘密の花園」という言葉がぴったりの場所で、それ以来、いつ来ても癒された。 しかし、次第に訪れる人が増え、花が減り始めた。盗掘被害も多いらしい。 特に数年前から、の

    雪割草に誘われて - NIIGATAさんぽびと
  • 春の里山を行く - NIIGATAさんぽびと

    例年より早く顔を出した春の花。嬉しそうに咲く姿を見ながら道の先へ。 春の里山散歩の続きです。 六万部塚から杉林を抜けて奥へ。今年も海が見える久田城址まで行ってみよう。 道のまわりには、髪飾りのようなかわいい雪割草がたくさん。 花束のような群生は華やかで目を引くし、 ちょこんと咲いている儚い感じもかわいい。 木漏れ日がいろいろな表情を見せる道。 他の木にぐるぐる巻き付いて伸びていく、動物っぽい植物。そこらじゅうにあった。 巻きつかれる方も大変だ。この木は解放されたようだが、痛々しい。 この道は景色がいろいろ変わっていくので、歩いていても飽きない。 もう終わりかけだったが、赤い椿が沿道にたくさん咲いていた。 倒木の上のコケが蒴(さく)を伸ばしていた。胞子を飛ばす準備OK。 向こうに海が見えてきた。終点の久田城址までもう少し。 もう一回続きます…

    春の里山を行く - NIIGATAさんぽびと
  • 夕方の水景 Ⅲ - NIIGATAさんぽびと

    陽が傾いていくなか、堤のほとりで気ままにスナップ。 夕方の仁箇堤のラストです。 木立の道から堰堤の方へ。 風もなく穏やかな水面が広がっている。 この池の背後は、台地状にやや小高くなっていて、奥には柿畑が広がっている。 「峰岡丘陵」というらしいが、それほど広くないし、 標高もせいぜい数十メートルくらいなので、丘陵といわれてもピンと来ない。 仁箇堤はこの小さな丘陵の谷をせき止めて造られている。 山もないのに、どうしていつもこれほどの水が集まってくるのか不思議だが、 ここへ流れ込む谷が、小さな丘陵の中では一番大きく、見かけよりも取水範囲が広いためらしい。 うまい場所に、うまいこと造ったんですね。 この池は歴史が古く、灌漑・防火用に造られたのは江戸時代。 今も農業の水源池として使われている。 1980年代、お隣の上堰潟が干上がって陸地になっていた頃、 この仁箇堤がこの周辺で唯一の水辺だった。 地域

    夕方の水景 Ⅲ - NIIGATAさんぽびと
  • 夕方の水景 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    夕方、陽射しに誘われて静かな堤へ。 見栄えのするものは何もない季節。光に揺れる水面を見ながら散歩。 新潟市西蒲区の仁箇堤(にかつつみ)へ。 小さな丘陵の出口を堤防でせき止めた灌漑用の貯水池。いつも静かな場所。 春には桜が咲いて華やかになる堤も、この時期は特に何もなくちょっと寂しい景色。 この日は釣り人が一人、糸を垂らしていた。 静かな堤に、時折、ヒュン、ヒュンと竿を振る音が響く。 その澄んだ音を聴きながら、池のほとりをてくてくと。 残っていたススキ。 水がキラキラしていると、葉のない枝もきれいに見えて。 きれいな花も咲いていないし、息を飲む絶景もない。 だから好きなものを自由に撮る。 水の揺れでもいいし、枝の影でもいいし、光を追いかけてもいいし、 気になったものをただ撮っている、そんな時間に癒される。 写真だから上手く撮れていれば、もちろん嬉しい。 でも、出来不出来にはあまりこだわりがなく

    夕方の水景 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • のんびりと水鳥を - NIIGATAさんぽびと

    のんびり水面に浮かぶ鳥たち。 天気もいいので、水辺でも歩こうかと上堰潟公園へ。 上堰潟には、毎年1,000羽ほどの白鳥が飛来する。 安心して休める潟とまわりの採地の田んぼの組み合わせがいいのだろう。 白鳥だけでなく多くの水鳥がやってくる。 訪れたのは昼間だったので、白鳥の姿はなく、カモなどの小さな水鳥だけだった。 かわいい鳥たちが仲良くプカプカ。 時々群れも飛んできた。 じっと動かない鳥。こんな時、何を考えているんでしょうね。 池にかかる木道へ。角田山がきれいに見える。 風が止むときれいな水鏡に。 陽射しもあって、気持ちいい水上散歩。 のんびり浮かぶ水鳥たちを眺めながら、もう少し散歩は続きます。

    のんびりと水鳥を - NIIGATAさんぽびと
  • 水豊かな公園 - NIIGATAさんぽびと

    田園に囲まれ、水豊かで、多くの水鳥がやってくる上堰潟公園。 それは洪水調整のために復元された、一度は姿を消した潟だった。 春は桜や菜の花。夏はひまわり。秋はコスモス… 季節の花が美しく咲き、一年を通して多くの人が訪れる上堰潟公園。 広々とした景色が気持ちよくて、私も時々散歩にやってくる。 60年ほど前まで、まだ整備される前の上堰潟は、季節によって大きさが変わっていたらしい。 春になると角田山から雪どけ水が流れ込み、季節限定の大きな潟が出現。 その広さは現在の10倍以上。来の範囲をはるかに超えた一帯が水に浸かっていたという。 水が多い時期は、地元の集落の人は、家の裏口から釣りができるほどで、 田に行くために舟に乗って行ったらしい。 その後、1960年前後に始まった土地改良事業によって用排水路の整備を進めた結果、 潟に流れ込む水がしだいに減少。そして潟は干上がってしまった。 藪はジャングルの

    水豊かな公園 - NIIGATAさんぽびと
  • 冬の笹川邸へ Ⅲ - NIIGATAさんぽびと

    光をたっぷり取り込む廊下。伸びやかで心地いい空間。 笹川邸ラストです。 茶の間のお雛様でほっこりした後、奥の南廊下へ。 ここは一番明るい廊下。冬囲いがされているが、それでも光がふんだんに入る。 廊下に面したこの部屋は、見学者の休憩室になっているようだ。 戸を開け放しているので暖かいとは言えないが、ホットカーペットで足元はポカポカ! 悴んでいた足先に、文明の力がありがたい。 ここで撮影された写真が並んでいた。こういうお屋敷にはやっぱり着物がよく似合う。 小さな階段を上がっていくと、秘密基地のような「子供部屋」。 奥の土蔵に続く廊下。 さて、裏の方へ行ってみよう。 途中、勝手場の中を覗く。南天の赤い実がきれいだった。 たくさんの人の事を作っていた勝手場。 火を焚いていたから、少しは暖かかったのだろうか。 米蔵や土蔵が並び、ちょっとした街並みのよう。 色を失っても姿をとどめるアジサイ。こんなに

    冬の笹川邸へ Ⅲ - NIIGATAさんぽびと
  • 雪が舞う日に Ⅲ - NIIGATAさんぽびと

    もみじ谷を後にして、いつものレトロなトンネルへ。 弥彦公園の散歩、ラストです。 国の登録有形文化財にもなっているトンネルは、大正7年にこの公園が造られた時のもの。 繰り返される公園の四季を100回以上、ここで見てきたことになる。 春夏秋冬、いつ来てもしっくり見えるのは当たり前ですね。 中はひんやり。 でもレンガ風の壁面やレトロな照明が温かみを感じさせてくれる。 静かなトンネルで雪やどりしながら。 途中にこのトンネルがあるので、散歩のちょうどいいアクセントになる。 トンネルを抜けて、 振り返って、細かい雪を入れて向こう側をパチリ。 参道についた踏み跡に沿って。雪をかぶった灯籠の間を。 細かい雪はずっと降っている。 公園の脇を流れる川も雪模様。 街も冷たそう。 観光案内所に初詣のポスターが貼ってあった。 越後一宮、彌彦神社には年間100万人を超える参拝客が訪れる。 特に二年詣・初詣の参拝者数は

    雪が舞う日に Ⅲ - NIIGATAさんぽびと
  • 雪が舞う日に Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    もみじ谷に架かる観月橋に雪が舞っていた。 紅葉狩りの人で溢れていた橋も今は静寂そのもの。前回の続きです。 朱塗りの橋も少し寒そう。誰もいない観月橋の上からもみじ谷を眺める。 色を出し尽くしたもみじ谷。今はモノトーンの世界。 雪に描かれた水墨画のよう。少し寂しく、これも美しい。 赤い橋に白い雪。見ていると気持ちが静かになっていく。 冬でも青々とした椿の葉。 観月橋の近くの自販機。橋もそうだが、赤い色はよく目立つ。 販売はお休み。冬場は補充も大変だし、買う人もいないからだろう。 3ヶ月前はあんなに賑わっていた場所なのに、少し寂しい光景。 踏み跡に沿って奥へ。細かい雪はずっと降っている。 冬の公園散歩。もう一回続きます。

    雪が舞う日に Ⅱ - NIIGATAさんぽびと
    arashi_golf
    arashi_golf 2023/02/22
    こんばんは(^^)/ モノクロの世界に赤と緑が映えますね。
  • 雪が舞う日に Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    チラチラと雪が舞う日、いつもの公園へ。 色のない景色を切り取りながら、ゆっくり歩く。 冬の弥彦公園。 前回来た時は紅葉真っ盛りで、たくさんの人で賑わっていた公園も、この時期はとても静か。 この日は朝から雪が舞っていたので、なおさら人影が少なかった。 入り口付近の東屋で。 ついたばかりで休憩の必要はないのだが、なんだか居心地がよくて寄ってしまう。 ここから静かに園内を眺めるのが好き。 以前、「毎日ここにタバコを吸いにくるのが楽しみ」と言っていたおばあちゃんがいたが、 今も達者でおられるだろうか。 思っていたよりも公園内は雪が多かった。踏み跡に沿って歩いていく。 静かな池にチラチラと雪が舞う。 静かなほとり。モミジの枝にも白い雪。 細かい雪が強くなったり弱くなったり。ずっと傘をさして歩いた。 時折、たくさん降ってくると花吹雪のようで美しかった。 ベンチもふわふわで美味しそうに。 風もなく、とて

    雪が舞う日に Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 生まれ変わった小学校 Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    たくさんの子供達が学び遊んだ校舎。 リノベーションされて今も残る島田小学校の続きです。 廊下を歩いていると、ふいに、綺麗なお嬢さんが… などという展開があるはずもなく、 これは奥の部屋に展示されていた写真で、2013 年に公開された映画「ゆめのかよいじ」のワンシーン。 オール長岡ロケの映画で、東京から転校してきた主人公が通う高校として、この校舎が使われた。 この少女を演じた石橋杏奈さんも、10年経った今はもうお母さん。 ちなみにご主人は、東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹投手。 一番奥の教室は資料室。この校舎でロケを行った映画のポスターや写真が飾られている。 日とベトナムの国際合作映画「ベトナムの風に吹かれて」。 主演の松坂慶子さんの子ども時代の回想シーンが、この校舎で撮影された。 大林宣彦監督がメガホンをとり、松雪泰子さんが主演した「この空の花〜長岡花火物語」。 長岡花火を題材にし

    生まれ変わった小学校 Ⅱ - NIIGATAさんぽびと
  • 生まれ変わった小学校 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    廃校になった校舎が当たり前のように取り壊されていく中、今も残されている木造校舎。 リノベーションされて、今も人が集まる場所になっている。 平成21年に閉校となった長岡市和島の島田小学校。 訪れたのは8月。 10年ほど前に築85年の木造校舎をリノベーションした施設。 大掛かりな改修工事を経て、「和島トゥー・ル・モンド」として生まれ変わった。 古い校舎の1階にはレストラン、向かいの鉄筋校舎にはパン工房があり、今も多くの人が集う。 「トゥー・ル・モンド」という名前はフランス語で「みんなが集まる」という意味。 高齢者も障害者も健常者もみんなが集って調和する空間がコンセプト。 向かいの鉄筋校舎の1階にあるのは、パン工房 Harmonie(アルモニエ)。 障害者の方も一緒に働ける場所としてオープン。美味しいパンを買い求めに多くの人がやってくる。 木造校舎の中へ。 1階の奥には、地場の素材を使った料理

    生まれ変わった小学校 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 石蕗 - NIIGATAさんぽびと

    史跡やお寺が多く点在する海辺の街、寺泊。 10月初旬から11月中旬にかけて、町のあちこちに石蕗(つわぶき)の花が咲く。 出かけたのは10月が終わる頃。 ちょうど紅葉の時期と重なったため、後回しになって記事にできなかった。 寺泊は江戸時代には北前船の寄港地として、また、北国街道の宿場町として栄えていた海辺の町。 この時期になると、小路や庭、石段など町のあちこちに可憐な黄色い花が咲く。 花言葉は「困難に負けない」。 海岸沿いの岩場や林の縁などに自生する花で、 海辺の厳しい環境や日陰にも耐える強さを持っている。 他に「謙譲」「謙遜」という花言葉も。どこか控えめで日的な落ち着きを感じる。 また、「先見の明」なんていう花言葉も。 花は春に咲くものが多いが、それよりも早い冬に咲かせるから、らしい。 いろいろな花言葉があるのは、 他にあまり花のない時期に咲く石蕗を見て、人々が様々な思いを重ねてきたから

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  • 晩秋の泉景園へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    新潟市秋葉区にある紅葉名所、泉景園へ。 見頃を過ぎた園内は人もまばらで、ちょっと静かな紅葉狩り。 県内でも有名な紅葉スポット、泉景園。 訪れた日、入り口付近の木の多くは散っていた。 そこだけ見たら、諦めて帰る人もいそうな寂しい景色。紅葉の見頃は当に短い。 この庭園、去年に引き続き今年も見頃を逃している。 混雑覚悟で見頃を狙えば来れるはずなのだが、最近はつい後回しにしてしまう。 気持ちのどこかで、ここは静かな日に歩きたい、と思っているのかも。 散った葉っぱも美しくて。 それでも、庭というより山といった方がしっくりくるほどの広さなので、 色づくタイミングが場所によって微妙に違う。 まだ葉を残している木を探しながら、静かな紅葉狩り。 奥へ進んでいくと、まだ綺麗な木もあって、そんな場所を集中的に撮り歩く。 全体的には結構寂しかったのに、写真を並べると華やかに見えますね。 綺麗な葉っぱを探しながら

    晩秋の泉景園へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと
  • 夕暮れの八木神社 - NIIGATAさんぽびと

    よく晴れた秋の夕暮れ、里山の静かな神社へ。 境内の杉の長い影が伸びていた。 八木ヶ鼻を撮影した八木橋のすぐ近くにある八木神社。 もう陽は傾いていたが、ちょっと寄ってみた。 立派な石碑に彫られた社名は、 地元、旧下田村が誇る偉人、諸橋徹次(もろはしてつじ)博士が書いたのだそう。 あまり馴染みがないかもしれないが、「大漢和辞典」の編著で有名な大漢学者。 近くには立派な記念館もあり、生家も残されている。 大きな杉が並ぶ境内へ。 「八木やまの こかげ涼しく わき出でし 清水は神の 恵みとぞおもふ」 立派な石碑に刻まれているのは、 新田重基が、祖先の新田義貞父子を祀るこの神社を訪れて詠んだ歌だそうな。 神社の手水舎に出ている水は、八木ヶ鼻の西斜面から引いてきた天然湧水。 新潟県の名水指定も受けている。 かつては湧き水が50か所近くもあったという水の里。 清らかな音が静かな境内に響いていた。 すっくと

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  • 錦を纏って - NIIGATAさんぽびと

    200メートル以上もある巨大な火山岩がそそり立つ八木ヶ鼻。 光に照らされた岩肌が神々しい。 あけましておめでとうございます。 早いもので、ブログを始めてから三度目の正月を迎えました。 冬の新潟は散歩の機会がめっきり減ってしまいます。 昨年の記事がまだいくつも残っているので、しばらくそれでいこうと思っています。 昨年はムリヤリ年末に紅葉を終わらせましたが、もう無理はしないことにしました(笑)。 ますますマイペースになっていきますが、どうぞ温かい目でお付き合いください。 三条市の五十嵐川上流にそびえる「八木ヶ鼻」へ。 この急峻な岩壁は、約600万年前の海底火山活動でできた海底溶岩ドームの中心部らしい。 つまり、太古の昔は海の底にあったもの。 今は地元のシンボル的存在で、新潟県景勝100選にも選ばれている。 秋晴れの日、八木ヶ鼻がよく見える公園があると知って出かけた先は、 五十嵐川沿いにある「リ

    錦を纏って - NIIGATAさんぽびと
    arashi_golf
    arashi_golf 2023/01/03
    昨年はご訪問とスター、ありがとうございました。巨大な岸壁が荘厳な雰囲気ですね。彩る紅葉も美しいですね。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
  • 銀山平へ Ⅲ - NIIGATAさんぽびと

    銀山平へ来るといつも歩くブナ林へ。 新緑も紅葉も、いつ歩いてもブナの林は癒される。銀山平のラストです。 銀山平キャンプ場の脇に広がるブナ林。 新潟県のブナ林といえば、十日町市の「美人林」が有名ですね。 ここは、その名にあやかったのかどうかはわからないが、「美女林」というらしい。(誰も知らないかも) 美人林ほどの規模も知名度もないが、その分、静かで好きな場所。 曇り空のブナ林はしっとり見えた。 奥へ進むにつれてだんだんブナが多くなっていく。 端正な立ち姿のブナが並ぶ美人林と比べると、こちらは少し雑木林っぽくて野趣がある。 何より気に入っているのは、あまり知られていないので静かに散策できること。 ザッ… ザッ… 落ち葉を踏みしめる音が響く。フカフカで気持ちいい。大きいのは朴の葉。 木肌が明るいブナは、曇りでも森が明るく見える。 ストライプだったり、斑だったり。一、色や模様が違うのがいい。

    銀山平へ Ⅲ - NIIGATAさんぽびと
  • 銀山平へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    着いた時は晴れていたのに、あっという間に曇り空。山の天気は変わりやすい。 少し物悲しい風景のなかを歩く。銀山平の続きです。 北ノ又川の上流へ進み、銀山平温泉エリアへ。 峠の途中から見た、三角屋根が並んでいたあたり。 大自然の中、日帰り施設の「白銀の湯」やログハウス風の宿が建っている。 山に囲まれたこの一帯が「銀山平森林公園」。 白銀の湯の広い駐車場に車を止め、少し階段を登ると、平坦な景色が広がっている。 ここへ来た時のいつもの散歩コース。 舗装された遊歩道が続いている。 遠くの山々も見えて気持ちのいい場所なのだが、あいにくの天気になってしまった。 銀山平は荒沢岳・越後駒ヶ岳・平ヶ岳など2000m級の高山に囲まれた盆地で、標高は750〜800m。 冬は5〜6mの雪に埋もれる豪雪地。 今まで何度か訪れているが、ここで人と会ったことがない。この日も、やっぱり誰もいなかった。 いつもは美しい自然を

    銀山平へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと
  • 黒姫高原の秋 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    いい天気に誘われ、長野県信濃町の黒姫高原へ。 牧歌的で清々しいロケーションのなか、丘の上に立つ黒姫童話館のまわりを散策。 いつものクマさんがお出迎え。 黒姫山の山麓に広がる黒姫高原。 先日の笹ヶ峰高原と同じく、森林セラピー基地の一つで自然に恵まれた美しいエリア。 黒姫童話館の前には美しい風景が広がっている。 目の前には「信濃富士」と呼ばれる黒姫山。標高2,053m、伸びやかな裾野が気持ちいい。 森の中に御鹿池(おじかいけ)という静かな池がある。 池をぐるっと周ってきても1.2kmほど。気軽に森林浴を楽しめる高低差20mのコース。 いつものように池の方へ。 遊歩道の入り口から御鹿池までは400m。 鮮やかな紅葉のなかを。 途中にある「森の鐘」を鳴らして進む。熊鈴もしっかり装着。 途中にあった説明板。 森にいると心が穏やかになるのは、DNAに太古の記憶が刻まれているから… いつも感じる気持ち良

    黒姫高原の秋 Ⅰ - NIIGATAさんぽびと