本記事はAdvent Calendar 2021「タイムリープTypeScript 〜TypeScript始めたてのあの頃に知っておきたかったこと〜」9日目の記事です。 概要 個人的にTypeScriptを始めた頃に用途を知っておきたかった型No.1の never について紹介します。 neverは値が存在しないことを表現することができる型です。 「値が無い型をいつ使うんだ?」と私も当初考えていましたが、値が存在しない型というのを逆に考えると「never型に値が代入されるコードを書くと型エラーになる」ということです。 この「代入されると型エラーになる」という仕組みを使うと実装漏れを型エラーで指摘してくれるようになります。特にこの恩恵はスキーマ駆動で型を自動生成しているときに感じることが多いです。 例 neverの使い方が一番わかりやすいのはEnum型もしくはUnion型の値を判別して処理を