海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、地球深部探査船「ちきゅう」を用いた探索によって、紀伊半島南東の熊野灘(熊野海盆)の海底において、メタンハイドレートが発見されたと発表した。推計では、約32億立方メートルのメタンが存在していると考えられるという。 【こちらも】三重県沖で海底のメタンハイドレート回収に成功 メタンハイドレートは海底に眠る、未開拓の化石燃料資源である。現時点ではまだ商業化に成功した国は一つもないが、地球温暖化対策にも有効と見られている。 また今回の発見は、メタンハイドレートの形成のメカニズムについても一つの新たな示唆を与えるものである。 探査による総合的な解析の結果としては、熊野海盆にある海底泥火山の山頂から590メートルの深さまでに渡ってメタンハイドレートが存在するという。これは、これまでに報告されていた、海底泥火山一つあたりに含まれるメタン量の約10倍に相当する。そして、
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