安倍晋三首相は26日、超党派の「世界に誇る国民本位の新たな国立公文書館の建設を実現する議員連盟」(会長・谷垣禎一自民党幹事長)のメンバーと官邸で会談した。議連メンバーは、皇居北側の北の丸公園にある現在の国立公文書館が手狭で機能的にも諸外国に劣るとして、国会周辺に新公文書館を建設するよう要請。首相も前向きな姿勢を示した。 会談で首相は「日本の国立公文書館はその歴史に比べて小さい。皆さまとともに取り組んでいきたい」と強調。議連副会長の逢沢一郎衆院議員は「具体的にどこに新たな公文書館をつくるか、今国会中をめどに結論を得たい」と語った。逢沢氏は会談後、記者団に、平成28年度予算に新公文書館の建設費を計上させたいとの考えも示した。 すでに国立公文書館のあり方を検討する政府の有識者会議(座長・老川祥一読売新聞グループ本社取締役最高顧問・主筆代理)が、23日に提言書をまとめている。現在の収容スペースが「