◇メダリスト「金」を「銅」 神奈川県藤沢市の市制施行70周年を記念して今年始まった「藤沢検定」の公式ガイドブック(171ページ)で120カ所以上も誤りが見つかった。「市政70周年」との誤字や、郷土の誇りである五輪金メダリストを「銅メダリスト」と間違えた。江の島や慶応大湘南藤沢キャンパス(SFC)で知られる上、さらに「魅力を再発見し世界に発信する」(海老根靖典市長)との意気込みで、インターネットで受けられる検定を始めた市は頭を抱えている。【永尾洋史】 間違いが続発したのは「藤沢検定公式ガイド」(長崎出版、1575円)。「市制施行70周年」を「市政70周年」と誤ったほか、北京五輪で金メダルに輝いたソフトボール日本代表で主将を務め、市民栄誉賞を受けた同市出身の山田恵里選手を「銅メダリスト」と記述。奈良時代に関して「都が奈良に定められ平安時代に」などと一般常識が疑われる間違いもあった。 ガイドは、