大阪大学の去年の入学試験で出題ミスがあり、本来なら合格だった30人が不合格になっていた問題で、去年、出題ミスを指摘していた予備校の講師などからは改善を求める声が相次いでいます。 ミスがあったのは音の伝わり方を観測する実験についての2つの設問で、このうち1つには正しい答えが3つありましたが、大学の採点では1つしか正解としませんでした。この1つの正解だけを前提に次の設問が出されていたため、関連する次の設問で正しい答えを導き出すことができなくなっていました。 大阪大学は6日、記者会見し、本来なら合格していた30人が不合格となっていたほか、9人が第1志望の学科に不合格となったことを明らかにしました。 これについて去年、大学などにミスを指摘していた予備校講師の吉田弘幸さん(54)が取材に応じ、去年8月から9月にかけて大学と文部科学省に対し理由を詳しく示して誤りを指摘しましたが、複数回のやり取りのあと
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