わずか3週間足らずの間の3人の副大臣・政務官の「辞任ドミノ」で、岸田文雄首相が支持率下落の“底なし沼”に沈み始め、「年内解散どころか、来年秋の総裁選前の解散も危ぶまれる状況」に追い込まれている。 ほぼ1年前の「4閣僚辞任」の悪夢再来ともみえるが、今回も岸田首相の決断の遅さが際立ち、「官邸の危機管理がまったく機能していない」(自民幹部)ことが事態を悪化させた。これを受けた主要メディアの世論調査では内閣不支持率がほぼ7割に達し、2012年末の自民政権復帰以来の最悪の数字に。それを踏まえて自民党内の「岸田降ろし」も本格化し、来年9月の総裁選をにらんでの「ポスト岸田」が動き出した。 「増税メガネ」と「減税メガネ」が大喜利状態となって、「国民から総スカンとなった」(自民幹部)岸田首相への、決定的打撃となったのが神田憲次衆院議員=衆院愛知5区=の財務副大臣辞任劇。 あろうことか、財務省のナンバー2が税
![岸田首相「辞任ドミノ」で支持率下落の"底なし沼"](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7177dd1273990e08dd0e80d4a99481800da19b82/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2Fa%2F1200w%2Fimg_1a0e8a49b22589b80ed522b8e0912546680362.jpg)