進研ゼミで成長した元福武書店、現在のベネッセコーポレーションから、会員である子供の名簿や、お母さん、妊婦さんらの名簿が盗まれ、売却されるという事件が起こりました。 犯人はベネッセのデータベースの運用や管理を請け負う企業で働いていた男性。生活に困っていたため、お金目当てで顧客情報を名簿屋に売ったとのこと。 この件に関して、ちきりんが感じた点をまとめておきます。 1.名簿を買った企業名が報道されると抑止力があるよね 今回、名簿を買った企業として最初にジャストシステム、その後、英会話大手の ECC の名前が報道されました。いずれも「ベネッセから不正に持ち出された個人情報だとは知らなかった」とのこと。 これ、罪にはならなくとも、「名簿屋から個人情報を買って DM を送ってる会社」として報道されるわけで、企業イメージへのダメージは小さくありません。 データが不正なモノだと知らなかったのは事実だろうし