今月10日で東京大空襲から77年となるのを前に、東京 池袋で当時の資料や空襲で犠牲になった人の遺品などを集めた展示会が始まりました。ロシアによるウクライナへの侵攻を受けて訪れた人たちもいて、今も爆撃などのただ中にある現地の人たちに思いを巡らせていました。 昭和20年3月10日未明、アメリカの爆撃機による東京大空襲では、下町を中心に壊滅的な被害が出ておよそ10万人が死亡したほか、この前後にも空襲が続き、広い範囲で大きな被害が出ました。 こうした東京での空襲について都が主催する資料展が3日から池袋の「東京芸術劇場」で始まりました。 会場には焼い弾の筒や、犠牲になった人のめがねや食器などの遺品などに加え、空襲が本格化し始める昭和19年に女学生が記した日記なども展示されています。 会場にはロシアのウクライナへの侵攻を受けて資料展を訪れた若い世代の人たちもいて、展示を見つめながら今も爆撃などの被害を