アフガニスタンで権力を掌握した武装勢力タリバンは新政権の樹立に向け崩壊した政権の高官などと協議を進めていますが、北部ではタリバンに抵抗する動きも表面化していて、今後、タリバンの統治が全土に行き渡るかどうかは見通せない状況です。 アフガニスタンでは、タリバンが首都カブールを制圧し、政権が崩壊してから22日、1週間となりましたが、カブールの国際空港には国外に逃れようと依然、市民が詰めかけて混乱が続いているほか、市民の多くは外出を控えるなど事態の成り行きを見守っています。 カブールに住む男性は「タリバンに制圧されてから仕事はなくなり経済活動もない。人々は家に閉じこもって失業は最悪の状況となっている」と不安を口にしていました。 また別の男性は「窃盗犯などがタリバンの名をかたって悪事をはたらいている」と指摘し、治安の悪化を懸念していました。 タリバンは新政権の樹立に向け崩壊した政権の高官などと協議を