作品紹介・あらすじ 景気が良くなったり悪くなったりするのはなぜなのだろう?アメリカのサブプライムローン問題が、なぜ日本の経済に影響を及ぼすのか?景気は悪いのに、どうして物価が上がるのだろうか?デフレとは?日銀の役割とは?景気変動の疑問点をわかりやすく解説する。
![『景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書 94)』(岩田規久男)の感想(32レビュー) - ブクログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/409b052d3526a3630810250445893a3a939ca30d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51YRfCTw0JL._SL500_.jpg)
<L.A.を震撼させた猟奇殺人に迫る、怪しく濃密な筆致> 40年代のL.A.を騒がせた猟奇殺人「ブラック・ダリア事件」をもとに展開する、怪しいムードに満ちた分厚い小説★ 惨たらしい骸となって公園に投げ出された、美しき夜の蝶「ブラック・ダリア」。果たして美貌の彼女を殺したのは誰だったのか? 「オレこそが彼女を殺した」と名乗り出る男だらけで、謎は深まるばかり。また、作中では、屈強な刑事たち(元ボクサーが二人もそろって!)まで、死したブラック・ダリアの幻に魅入られて精神を蝕まれるのです。リミットが外れた欲望の暴走を追った大長編です。 読む側もかなり苦しい目にあいます。ですが、最後までこの本を狂ったようにめくり続けたのでした。私は、頭を大きな氷の塊でガツン☆ と殴りつけるような衝撃をもたらす作品に出会いたいという、人に打ち明けにくい(ここに書いたけど★)マゾヒスティックな願望を抱えているのです。そ
友人から随分前に借りたものを、長期休みを機に手をつけた。前に聞いていた話とは違って、なかなかに面白い作品だったと思う。中年女性が主人公で、やめておけばいいのにと思うこと、苛立つことが全くない訳ではないけれど、行動力が非常に高く、ぐんぐんつき進んでゆく様子には好感が持てる。 最後の最後で少し駆け足気味だったというか、もうちょっとゆっくり展開させてもよかったのではないかとも思うが、十分面白く、読み応えもあった。
ロサンゼルスの探偵リュウ・アーチャー。新婚旅行第1日目で妻ドリーが失踪したと新夫キンケイドはアーチャーに捜査を依頼。宿を訪ねた男がいるという聞き込みで、それが実はドリーの父で妻殺しの罪で服役して出所したばかりなのだという。ほどなく妻の居所はつかめたが、妻は大学に入学していてその主任教授ヘレンが殺された。 ある人物を起点に殺人が殺人を、人が人を結び付けていた。それを捜査するアーチャーの地道な捜査ぶり。丁寧すぎる描写かと思う所もあったが、どうつながっているのか?という興味がだんだん増してくる作品だった。最後の終わり方がどうかねー。悪者は捕まったけど、あまりに時間がかかりすぎた。周りにずっと不幸をまき散らしていたさもしい事件。 引用がおもしろかった。 文章のなかに引用があって、( )の中に由来は書いてあるのだが、わかっていれば、おおなるほど、わからなければ初めて知りましたわい、となった。 「誰か
精神科医のケイレブは自分の患者が自殺したことを不審に思い独自に捜査を始める。 一方、事件を担当する刑事シネスはケイレブを第一容疑者と考えていた。 うわああああ。やられた。 このタイトルでこの表紙で、しかもマリス・ドメスティック・コンテスト最優秀賞ときたら、期待する方向は真逆。 これ、全くコージーじゃないよ。むしろハードボイルド。 作品としての出来は悪くないし、人間を深く掘り下げて行く描写はいい。しかもケイレブは表面のみを描くことで内面を影のように浮きだたせ、一方シネスは何から何まで隠すことなく披露する描写の対立も面白い。 でも、期待したのはそこじゃないんだよなぁ。 先入観を持った自分が悪いのは承知の上で、もう少しどうにか…。
見た目はおっさん、頭脳はイケメン。 警視庁特殊犯罪捜査課、海亀の亀さんこと海方惣稔(うみかたふさなり)と、新米刑事の小湊くんが奇妙な殺人事件を追う。 こういうバディもの、好きですよ。 なにより、主人公の亀さんのキャラクターがいい。 酒浸りでニラ臭い、ずんぐりむっくりのやる気のないおっさん。しかし、訊かれればいつも事件の核心を突き、じつは博識でグルメで芸術やファッションにも造詣が深く、女性のあしらいもうまい。 この小汚いおっさんのレクチャー通りに、小湊くんが見事に女性を口説き落とすシーンは最高に可笑しい。 でも、ユーモアミステリの様でいて中身は本格。さすが泡坂妻夫。 大きな仕掛けに小さな企みが沢山ちりばめられています。特にTVから聴こえてくる落語家の声で、犯行時刻を特定しようとするくだりはゾクッとしました。後半の伏線の回収も楽しいし、オチの付け方もうまい。 文庫本の表紙はバブル時代の官能小説
青銅色の鐘楼を屋根に頂く大正時代に創設された精神病院。 警視庁特殊犯罪捜査課、海方惣稔(うみかたふさなり)は、連続毒殺事件の予兆を嗅ぎ取り、潜入捜査を始める。 海亀の亀さんこと海方刑事と部下の小湊くんが活躍するシリーズ第2作。 レビューの冒頭で『潜入捜査』とカッコイイことを書きましたが、じつは亀さん、へその手術のついでに暇になったので精神科に転院し、仕事をさぼるため事件をでっち上げ、さらに暇つぶしに小湊くんを呼び寄せただけというユーモアミステリ仕立て。しかしそれが次第に本当に事件に発展して行き... 世界銀行総裁を名乗り病院内通貨を大量発行するおじさんや、神の不在を数学的に解明したという露出狂の男。不眠症で病院から出社し夜な夜な患者たちに営業するセールスマンに、拒食症で小学生のように見える小悪魔女子中学生など、強烈なキャラクターが多数登場。 くだらないギャグやどうでもいいような描写にも伏線
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