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  • 明治期以来の変革が学校に起きている――『教育DXと変わり始めた学校』著者、佐藤明彦氏インタビュー

    明治期以来の変革が学校に起きている――『教育DXと変わり始めた学校』著者、佐藤明彦氏インタビュー
  • 第6回 カフェイン(2)人類とカフェインの歴史

    【連載】松俊彦「身近な薬物のはなし」(6) はじめに 歴史学者川北稔の著書『砂糖の世界史』1の第5章扉絵には、17世紀に書かれた1枚の絵が挿入されています。その絵には、コーヒーカップを手にしたアラビア人、茶のカップを手にした中国人、そして、チョコレートのカップを手にしたアステカ人という3人の姿が描かれています(図1)。当時にヨーロッパで広まった3種類の飲み物を、それぞれの産地の人間として象徴的に表現しているのでしょう。 図1 コーヒー・茶・チョコレートそれぞれの産地を示す3人 この3つの飲み物には2つの共通点があります。1つは、いずれもカフェインという精神作用物質を含有していること、そしてもう1つは、砂糖との相性が非常によく、それゆえにヨーロッパで人気を博することができた、ということです。 近代以降のヨーロッパ社会は、ヨーロッパ以外の地域から伝来した、これらのカフェイン含有飲料を抜きに語

    第6回 カフェイン(2)人類とカフェインの歴史
    arendtian
    arendtian 2024/05/26
  • アルコール(2)人類とアルコールとの戦い

    【連載】松俊彦「身近な薬物のはなし」(3) はじめに アルコールは人類が遭遇した最古の依存性薬物ですが、人類はそのすばらしさとともに、早くから危険性にも気づいていました。 紀元前400~200年頃に編纂されたといわれる『戦国策』には、中国における酒の起源にまつわる伝説が記されています1。中国最古の王朝、夏(紀元前2070年頃~紀元前1600年頃)の始祖禹(う)王のもとに、北方異民族の儀狄(ぎてき)なる人物がやってきました。曰く、「穀物から酒なる飲み物を初めて造ったので、それを献上したい」というのです。禹は酒を一口飲んで、あまりのうまさと酔い心地に驚きました。しかし、すぐに我に返り、「後世、この美味にして陶然とさせる飲み物によって国を滅ぼす者が出るであろう」と述べ、以降、酒を断ち、儀狄を追放したそうです。 一方、古代ギリシアの都市、アテナイに住む人々は、「酒を断つ」のではなく「うまくつきあ

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    arendtian 2024/02/26
  • 上間陽子 x 岸政彦 調査する人生と支援する人生 | 岸政彦 「調査する人生」

    今回お話しするのは、琉球大学の上間陽子さんです。沖縄の夜の街ではたらく女性たちの苦しみを描いた『裸足で逃げる』(太田出版、2017年)は大きな話題を呼びました。上間さん自身の経験を交え沖縄の現実を語った『海をあげる』(筑摩書房、2020年)はYahoo!ニュース│屋大賞2021 ノンフィクション大賞ほか、数々の賞を受賞。現在は若年女性の出産・子育ての応援シェルター「おにわ」での支援に力を入れている上間陽子さんの「調査する人生」を聞きます。 沖縄の女性たちの調査をはじめる 上間 昨日、おい初めの日だったので。 岸 「おにわ」(上間が代表理事をしている若年ママの出産・子育ての応援シェルター)で? 上間 そうです。おにわで。昨日私は、ずっと大学で仕事だったので、写真だけでしか見てないんだけど、赤ちゃんの百日記念で、地元の写真館で写真を撮ったんです。支援をしている子、家族写真を撮るのは、生ま

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    arendtian 2024/02/22
  • アルコール(1) ストロング系チューハイというモンスタードリンク――松本俊彦「身近な薬物のはなし」

    【連載】松俊彦「身近な薬物のはなし」(2) ストロング系チューハイへの警鐘 2019年の大晦日の夜――まさにコロナ禍前夜――のことです。私は、ネットサーフィン中に偶然目に入ったある記事に目が釘付けになりました。 それは、「ストロング系チューハイ裏話。国のいじめに酒造メーカーブチ切れ」1というタイトルの、わが国の酒税方式を批判する記事でした。内容を要約すると、次のようになります。 「わが国では、ビールはアルコール度数が低いわりに課税率が高い。その高い税率を逃れるべく安価な発泡酒が登場したのだが、その発泡酒が売れると、今度はそれに高い税を課す。その『税収ありき』の一念によるイタチごっこが、酒造メーカーを追い詰め、結果的に、あたかもジュースに高濃度合成アルコールを添加したような、恐ろしく安価なモンスタードリンクを作り出させてしまったのだ……」 私は思わず膝を打ちました。 「なるほど、そういう背

    アルコール(1) ストロング系チューハイというモンスタードリンク――松本俊彦「身近な薬物のはなし」
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    arendtian 2024/01/27
  • 本当に有害な薬物とは?――松本俊彦「身近な薬物のはなし」

    【連載】松俊彦「身近な薬物のはなし」(1) 最大規模の害を引き起こす薬物 俳優やミュージシャン、あるいは、有名大学運動部の学生……社会で目立った活躍をする人々が違法薬物で逮捕されるたびに、テレビやネットニュースは連日その話題で持ちきりとなります。そして、必ず付せられる煽り文句は、「若者に薬物汚染拡大」「大麻が蔓延、検挙者増加」というものです。そうした報道に接するにつけ、いま日における喫緊の薬物問題は大麻や覚醒剤であるかのような印象を抱く方も多いことでしょう。 しかし、その印象は正しいのでしょうか? 自らも回復した依存症当事者である米国の依存症専門医カール・エリック・フィッシャーは、著書『依存症と人類:われわれはアルコール・薬物と共存できるのか』(みすず書房、2023)のなかでこう述べています。 「最大規模の薬害──依存症を含む──が、ほぼ必ず合法な製品により引き起こされるという事実は、

    本当に有害な薬物とは?――松本俊彦「身近な薬物のはなし」
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    arendtian 2023/12/28
  • このままでは公教育が壊れてしまう──『先生が足りない』著者・氏岡真弓 インタビュー

    「自習にするしかない」「担任が決められない」「保護者に教員免許保持者がいないか尋ねている」……。文科省によると、2021年度のはじめには全国で2065人の未配置(教員不足)が発生している。だが、朝日新聞編集委員の氏岡真弓氏は「この数は氷山の一角に過ぎない」と指摘する。教員不足はいまや日社会の大きな問題となっているのだ。 稿では、10年以上この問題を追い続けた氏岡氏の新刊『先生が足りない』の刊行を機に、教員不足の実態や背景、取材から見えてきたこと、そして同書の読みどころについて、お話を伺った。 (聞き手 岩波書店編集部) 初めての単著に踏み切った理由 ──氏岡さんは朝日新聞記者として、長年教育に関する取材を続け、数多く記事や論稿を書いてきました。意外なことに、書が氏岡さんの初めての単著となりますが、ご執筆の理由はどういったところにあるのでしょうか? これまでも、著書のお話を頂いたことは

    このままでは公教育が壊れてしまう──『先生が足りない』著者・氏岡真弓 インタビュー
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    arendtian 2023/08/30
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