那覇空港事務所によると、27日午前9時45分ごろ、東京・成田空港から那覇空港に到着した乗客の手荷物からハサミが見つかった。ハサミは駐機場から空港ターミナル入り口に歩いて向かう際に、手荷物から落ち、気付いた航空会社の乗員が乗客に返したという。 同事務所では、機内持ち込みが禁止されているハサミが、出発客などに渡り再度、機内に持ち込まれる恐れがあるため、この乗客の特定とハサミの確認を急いでいる。 この影響で、出発便乗客の機内案内を止めた。到着便の乗客も機内で待機させており、空港内は混雑している。 家族旅行で八重山を訪れていた女性(62)は「空港は団体客で混雑している。ライターでさえ厳しくチェックされるのに刃物がどうやって持ち込まれたのか」と不審がった。