実際にダンカンのプレイを見れば、彼の存在の大きさがわかると思います。パーカーやジノビリ、ジェファーソンなどが伸び伸びアウトサイドでプレイできるのは、ひとえにダンカンの存在あってのことです。安心してポストにボールを預けることができ、アウトレットパスも上手い。ポジション取りが抜群に良く、ガード陣のドライブの合わせからミドルシュートやレイアップ、ダンクも決めることができる。だからこそディフェンスはダンカンを警戒し、ペイント内にスペースを空けてしまい、パーカーやジノビリのドライブを許してしまいます。ブレアがリバウンドを量産できるのも、ダンカンのポジション取りの上手さが関係していると思います。 瞬発力が衰えたとはいえ、あれだけフィジカルなNBAのインサイドで平然とポジションを維持できるのは、ダンカンならではです。むしろ、リバウンドと得点を量産していた時よりも、円熟味を増して良い選手になったのでは?と