『Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)』をクリアした。ゲーマースコアも1000。実績もコンプリート。いやあ、まったく素晴らしい作品だった。これは本当に傑作と言ってしまって良いような気がする。物語の面白さ、キャラクターの豊かさ、ガジェットの豊富さ、どれをとっても素晴らしいが、やはりギャルゲーの構造的に持っている”悪”に対して真正面から切り込んでいるところが素晴らしいと思った。感動的だ。今作は、『スマガ』で一気に名を上げた感のある下倉バイオがシナリオ補佐に入っていることもあるのかもしれないが、『スマガ』と同じものを目指している作品であろう。 いわゆるKANON問題に対する回答だ。この問題にきちんと取り組んでいる作品は存外少なく、『スマガ』はその問いに答えつつ、高いレベルでエンターテインメント性を維持した稀有な作品であった。このKANON問題と言うのは、端的に言えば、「ギャルゲーで主人