糸井 「サービスがタダだ」という傾向は、 いまの宅急便にもかなり、 影響を与えているでしょうね。 木川 ええ、そうですね。 でも、自分でまいた種という面も あることも分かっています。 これまでのヤマトでは、 より良いサービスを全てのお客様に均質に、 できるだけ安い値段で提供する、 ということに誇りを感じて、社員も頑張ってきました。 いいサービスをすれば 必ず将来リターンとして返ってくる、というのが、 宅急便の生みの親である小倉昌男さんの 「サービスが先、利益は後」という思想です。 糸井 ぼくらにも影響を与えている考え方ですよ。 木川 そこで大事なポイントは、 すべての人に最高のサービスを、手頃な値段で、 均質に提供するということです。 つまり、お客様を個別に セグメントしてこなかったんです。 そして、我々が考え得る最高のサービスを 提供するために、いろんなサービスを、 次々に生み出してきま
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