誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) なつかしのイモのツルを食べてみる、 ビアホールにおける “枝豆まじりの人は大したことない” の法則の発見、あこがれの 「粋に蕎麦屋で一杯」 に挑戦…。 何気ない日常にここまでの考察をする 筆者に乾杯。 「丸かじり」シリーズの第3弾です。 芋のツルに始まってビアホールの枝豆。 スキヤキにおける最初の肉の「役割」。 身近な食材を材料に、よくここまで豊穣なエッセイが かけるもんだなと思いながら読んでいました。 このエッセイは内容も面白く、一冊一冊の 分量が薄いので、筆者のイラストもあいまって マンガ感覚で読める手軽さがありがたいです。 個人的に面白かった回はビン詰めの対する
![『トンカツの丸かじり (文春文庫)』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2adc1b0ed7b100a85a950fbb2909766d9910524/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstat.profile.ameba.jp%2Fprofile_images%2F20100803%2F12%2F42%2Fc6%2Fj%2Fo020002001280806240928.jpg)