その時考えたことを綴ったエッセイと批評の中間あたりと考えている文章です。文章を書き終えてつくづく、「ラスコーリニコフ的」な気分が全世界に蔓延していると痛感した次第です。 ── まず簡単に自己紹介をお願いします北海道釧路市にて生を受ける。幼少のころより自分の育ったところに疎外感を抱き始め、浜田省吾の「Money」さながらに、ここから出ると固く誓って10代のころを過ごす。 1年の浪人生活を経て北海学園大学の人文学部日本文化学科の夜間部にかろうじて合格し、学生生活を送るが、『ぼんやりとした不安』に苛まれ学業を放擲し、スーパーマーケットでの精肉加工、施設警備員、塾講師やイベント会場の什器設営などのさまざまなアルバイトの傍ら、1日20冊の読書三昧に加えて3本から5本の映画をほぼ毎日見、当時所属していたサークルに時々評論やエッセイなどを発表するという自堕落な生活を送る。 その後、大学を中退し就職を機に