2012年11月16日のブックマーク (13件)

  • 徴兵制云々 - 虚舟庵雑録

    どこぞのポピュリスト知事が 思い付きで徴兵制について発言したところ、 あたかも燎原の火の如く、 瞬く間にネットと各メディアに 反発と軽蔑を撒き散らされた。 その場のノリでこのような発言をするのは、 確かに言語道断ではあるのだが、 必ずしも非現実的な話という訳でもない。 平等主義の観点から、 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50959485.html 小飼弾氏がやや肯定的に論じておられる位で、 いわゆるリアリストを自任する人々や あるいは軍事に関心を持つ人々は、 専ら徴兵制は非現実的と断じておられる。 http://d.hatena.ne.jp/welldefined/20071129/1196346529 『東瀛倭族拝天朝』というブログで 「徴兵は時代遅れか」と題した論考が 読まれているエントリの中では ほとんど例外的に徴兵制も“現実的に

    徴兵制云々 - 虚舟庵雑録
    arkanal2
    arkanal2 2012/11/16
    殊にリアリスト呼ばれる人々は 現状維持を目指す傾向があるから、 彼らの議論にたとい合理性が大いにあっても、 状況変わればまったく無意味になる。 あるいはこの種の問題を 道徳的に論じる向きもあるが、 片や個人の
  • 世界連邦と主権国家 - 虚舟庵雑録

    ●但し書き 覚書、中途の思索につき後々 館にて補筆、再考のうえ掲載。 こちらで二、三書く、 漸加式の予定。 まとまりに欠いているため、 以降、読む方は諒とされたし。 ●保守とリベラル、雑感。 思索とは異質なもの(特殊)との間を通じて、 普遍性を目指す運動である。 そういう意味において、 保守的でかつ改憲に賛成で、 あまつさえナショナリズムを 再評価すべきだと考えるような我輩は、 リベラルのブロガーが多い『はてな』に ブログを置いて良かったと思っている。 「人というものは簡単に憎しみ合う。 たいしたことではないのに、 馬鹿げた気まぐれのような区別が、 悪意に満ちた感情を燃え立たせ、 暴力的な対立を生む」 と米国第四代大統領のJ・マディソンは 『フェデラリスト』の第十篇で述べているが、 我々が考えているより、 「保守」と「リベラル」というのは、 来相反するような対立関係に ある訳ではないの

    世界連邦と主権国家 - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    人というものは簡単に憎しみ合う。  たいしたことではないのに、  馬鹿げた気まぐれのような区別が、  悪意に満ちた感情を燃え立たせ、  暴力的な対立を生む」 と米国第四代大統領のJ・マディソンは 『フェデラリ
  • 歴史と文学についての覚書 - 虚舟庵雑録

    ●誤解への弁明 「人間は事実を前にすると、きまってその真相を求めることよりも、理由を求めることに没頭するようである。事物をほったらかして原因を論じることに没頭するようである」(――モンテーニュ『エセー』) 思想史的な話を敷衍し過ぎたために、かえって要らぬ誤解を与えてしまったようだ。ここは一旦、歴史の話から我輩が来意図した論旨(――筆が及ばなかった我輩の自業自得なのだが)に立ち返って説明したいと思う。少々不恰好だが、先に結論を述べておく。つまるところ、「歴史に理性(意志、法則)は貫徹されない」(――なお、我輩は純粋な意味での「能」は動物においてすら存在しないと考えている。それは自然に貫徹される意志があるなどと考える様なものである)のであって、ヘーゲルとその亜流のマルクスのような歴史を「自由なる絶対精神の自己実現過程」(ヘーゲル)と見るのは全くナンセンスであるし、ヘーゲルよりは遥かに控えめ

    歴史と文学についての覚書 - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    この赤木氏のコメントは直観によるものであるにせよ、高橋源一郎氏の凡庸な批評と比べると、まことに遺憾ながらそこに光るものを見出さざるを得ない。もう随分と昔、すでにこうした石川啄木の「時代閉塞の現状」に対
  • 国家とその擁護のための予備的考察の覚書 - 虚舟庵雑録

    ●但し書き Pingをちゃんと飛ばしているはずなのだが、どうにもアンテナへの反映が遅れているらしい。理由はそれだけではないのだが、作業中にフリーズすると怖いので、覚書を積み重ねていくという意味ではなく、その日のうちに加筆するという意味での漸化式を採用する事にする。元々一度ウェブに上げてから最終の推敲と校正をしているのだが、読み手に対するマナー上よろしくないという話を耳にしたので、あらかじめ告知しておく。それにしても今更なのだが、抽象的な話題を取り扱うとどうしても紙幅が膨らむ傾向にあるようだ。まとめる時にはシャープにスパッスパッと切って行く様な調子の文章に仕立てたいとは思っているのだが、さてさて。 ●「共和主義」と「自由主義」における「信頼」 ナチズムとナショナリズムについての見解に力を入れ過ぎた結果、元来そこで主たるテーマとして敷衍されていた、「信頼」という概念への考察がおざなりになってし

    国家とその擁護のための予備的考察の覚書 - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    文明的で、道徳的に生をまっとうし、次代に繋いでいくために、アナーキストや偉大な個人主義者達に学びながらも、自身はトーリー的心性を持つナショナリストである我輩は、だからこそ、今日の多くの国家批判者に問い
  • モラル=全体性について - 虚舟庵雑録

    予定通りにまとまらないので、とりあえず部分的にエントリの形にしてみる。それにしても、考えを重ねて行くと、自分が意外に功利主義を否定していない事が分かって、どうしたもんかと悩む。ミルはともかく、ベンサムなどに至っては生理的嫌悪感と吐き気を覚えるほどに、思想的にも人間的にも受け付けないのだが。ただ、某大屋先生みたいに「神は必要か?」(――神と言っても自然法やら天賦説の人権の背後に居る奴の事だが)などと言い切る事には強烈な反撥を覚える。功利主義者的には、「啓蒙専制」などですら検討に値するのかもしれないな。 ●全体(モラル)なき時代 オルテガ・イ・ガセットの『大衆の反逆』は大衆社会論の嚆矢とか、自然的貴族の議論ばかりが注目されがちである。甚だしきは彼の「自然的貴族」と「大衆人」の対比から、大衆人への一方的断罪という字面をなぞっただけの解釈すら為される。「運命というものはすべて、その根底においてはド

    モラル=全体性について - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    我々は概念が語る事物そのものについて何も知りえない。我々の知識の本質は事物ではなく連関(関係と運動)であり、法則(神の見えざる意志)ではなく予期(仮定と確率)なのである。もちろん、事物の実在性が斥けられたから
  • 「反知性主義」について(補遺) - 虚舟庵雑録

    先日の「反知性主義について」の短い雑感に対する補遺を記す。館の続き物とも関連があるので、館でもっと掘り下げた議論をしてみてもよいが、前日の覚書がさっと見てさっと書いた粗い議論なので、さしあたってもう少し突っ込んだところまで掘り下げ、研ぎ澄ましておきたい。覚書という性質上、文章の構成がところどころ変に感じられるかもしれない。あしからずご容赦いただきたい。なお、前半に具体的な話を、後半に抽象的な話題を記しておいた。 ところで、以前、似たような「知識人」論を書いた時にも間違えられたのだが、稲葉振一郎氏のブログはこちら『インタラクティヴ読書ノート別館の別館』である。同じブログデザインを用いているので間違えられたのであろう。一応、はてなの公式デザインなので、使っておられる方はそれなりにいらっしゃるはずなのだが。デザインをいじくる能がないので、読みやすく、かつシンプルなものを選んでいるのだが、共有

    「反知性主義」について(補遺) - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    保守主義の歴史を叙述する上で、E・バークを頭にもってくるのはあまりに詰まらない、芸のない行為であると腐した。ただ、これにはもう一つ含みがあって、それはバークから一直線に現代に繋がらないということだ。バ
  • 「ユダヤ」と「人種」 - 虚舟庵雑録

    「イスラエルで『建国根拠なし』、ベストセラーに」 なにやらブクマで話題になっているようなのだが、今更何を騒いでいるのだろうというような話である。この程度のことならベストセラーになった田川建三先生の『書物としての新約聖書』に書いてあることだ。 この種の問題は、「ユダヤ人」の改宗ハザール人説起源云々以前に、「ディアスポラ」に対する誤解からきているのではないかと思われる。「ディアスポラ」は「離散した」だけでなく、「離散している」、つまり、イスラエルを離れて海外居住しているユダヤ人を指す場合もあり、ローマ帝国によってエルサレムから追放される以前に、多くのユダヤ人が交易商人として帝国各地に「離散していた」。 当時の商人コミュニティの二大勢力となっていたのが、海洋民族ギリシア人と信仰を媒介としたユダヤ人のコミュニティである。前者がいわゆるヘレネスとバルバロイという差別的な人種観によって閉鎖されたコミ

    「ユダヤ」と「人種」 - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    難問ばかりである。ある種の純粋性への志向がかえって混乱を招き、同質性を求めることがかえって人々をバラバラにするように思えてならない。
  • 思索のための断片として - 虚舟庵雑録

    ●書く事と考える事 どうにも体調が優れぬせいか、ほったらかしになってしまった。文章とは不思議なもので書き続けていないと、しばらく使われてなかったエンジンのように上手く動いてくれない。書く事はエンジン・オイルのようなものかもしれない。書かないで居れば、読む量が増えるかと言えばそうでもなく、やはり書いた方が遠回りではあっても書物への理解が捗るようだ。まめな整備が耐久寿命を延ばすように、書く事で構想が先走るのを休め、即興で狂った音程を調律し、迷子にならぬように里標を定める。 どうでもいい事だが、プロであれ、アマチュアのブロガーであれ、書いている事にはまったく賛同出来ないし、時として軽蔑すら抱かせる書き手が、馬車馬の如く文章を量産しているのを見ると、内容の是非はともかくとして畏敬の如き念を我輩に抱かせる。自分には到底出来ない事に対して、良くも悪くも驚異を覚える事を隠せないのである。だが、この種の心

    思索のための断片として - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    自由な社会において、ある考え方が斬新であるとか、優れているとか、劣っているとか、そうした判断の問題は二次的な問題に過ぎない。党派は避け難いのであり、党派そのものを否定し、無視したような制度は永きに亘っ
  • 自由主義の難しさ - 虚舟庵雑録

    最近、カントやらルソーやらを読み直しているのだが、如何せん発想が古い。もちろん、そうでない部分も多いが、それはどちらかというと新しい古いではなく、普遍的な問題なのであろう。カントの『永遠平和のために』(訳中山元、光文社文庫)を読んでいて驚かされたのだが、カントは共和制を高く評価しているが、デモクラシーは民主的専制として区別している。カントにとって共和制と民主制は純粋に制度上の問題で、立法府と行政府が分立しているものを共和制と呼んでいるようだ。つまり、カントにとって今日の多くの民主制国家は専制国家なのである。しかし、良く知られているように、アメリカ型の厳格な三権分立というのは、他国ではあまり見られないモデルである。何しろ「政令」すら発することができないので、議院内閣制に比べると大統領権限が弱すぎるのである。したがって、フランス型のハイブリット(折衷)型の大統領制が多い。まあ、カントが言わんと

    自由主義の難しさ - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    ルソーの言うことは全部正しいとはまったく思わないが、今日の経済における貧困問題や食糧問題に関して中々示唆であると思う。ルソーは同時代の思想家でも特に矛盾が多く、集団主義者ルソーと個人主義者ルソーとの断
  • 「日韓併合」という変な名称について思うこと - 虚舟庵雑録

    この種の話題は扱いが難しいが(――とは言っても、この種の話題に“政治的”という枕詞を付けることを我輩は好まない)、こちらのエントリ(http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20080521/p1)と、それ以前の関連する三つのエントリに関して少々の雑感と覚書を記しておく。 瑣末事と言われるかもしれないが、第一に我輩が違和感を覚えるのは、「日韓併合」なる奇妙な名称である。併合(併呑)されるのは韓国であって、日ではない。したがって、「韓国併合」と記すのが正しい。そもそも「日韓併合条約」なる条約など存在しない。「韓国併合に関する条約」である。はてなキーワードは二種類に分かれてしまっているが(――統合されることが望ましい)、ウィキペディアはちゃんと「韓国併合」一になっているようだ。誰が広めたのかは知らないが、困ったことである。言葉として「日韓合邦」ならまだしも理解できる

    「日韓併合」という変な名称について思うこと - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    であるからこそ、現実的な認識と所在を求められた当時の権力者たちに、夢物語的な併合肯定説など存在しようがない。あるのは単純に危機感か、武断かのどちらかである。あるいは民間のアジア主義を見ていても単純では
  • 国制に関する思想について - 虚舟庵雑録

    気が付くと前回エントリから一週間以上経っていて、そろそろ四番目を更新せんといかんなあと思いつつ、中々考えがまとまらないでいる。書きながら考えるために、このブログがあるわけだが、読み返してみると、まあ、何と言うか、つまみい的なものをあっちこっちに撒き散らしただけという感がなきにしもあらず。読書によって思考を固めると、自分が凝縮させているのか、単に中毒に陥っているのか分からなくなる時がある。 この点、我輩はハイエクの設計主義的設計主義という捉え方をあまり好ましいものだとは思わない。啓蒙主義は設計主義的である点に問題があったのではなく、“先行する何か”に対して無自覚あったという点に問題を見出すからである。ハイエクの自生的秩序にしても、ヒュームの習慣的黙諾にしても、あるいはバークの時効の国体にしても、むしろ社会契約論以上に歴史的事実に立脚している。それらでは、権力や政府の契機性や正当性を説明した

    国制に関する思想について - 虚舟庵雑録
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    arkanal2 2012/11/16
    つまるところ、革命以後の保守主義者バークと以前のホイッグ最左派バークとをどう考えるかという問題がある。あるいはトーリー史家ヒュームとの連続性をどう見るか。ヒュームは政治的にはホイッグだったが、歴史家と
  • ベトナム戦争での韓国軍 - 非行型愚夫の雑記

    この記事は、ある意味、ベトナム戦争における混血児は南京事件などでの日軍の性暴力を否定しません - 模型とかキャラ弁とか歴史とかと南京事件における日軍の性暴力による妊娠は当時から知られていた - 模型とかキャラ弁とか歴史とかの続きにあたる記事です。 ベトナム戦争において、韓国は米軍に次ぐ規模の派兵を行いました。 「ベトナム戦争を考える」(遠藤聡、明石書店)によれば、その人数は最大時で五万人規模にもなり、その期間は八年四カ月にもおよび、のべで三二万人が派兵されました。 その韓国軍がベトナムで「第二のミライ(第二のソンミ村虐殺)」と呼ばれるような虐殺などの残虐行為を行ったことも知られています。 それでは、何故、韓国はそれほどの規模の派兵を行ったのでしょうか。韓国軍の残虐行為の原因はなんだったのでしょうか。 以下、残虐行為に関する記述があることから「続きを読む」記法で。 何故、韓国はベトナムに

    ベトナム戦争での韓国軍 - 非行型愚夫の雑記
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    arkanal2 2012/11/16
  • なくなるストライキ | rionaoki.net

    先日、次のような言説を紹介した: テレビがいうところの自分が悪いという若者の論理がよく分からなかった。大不況になってもストライキひとつ起きない。デモもない。ネットでぶつぶつ不平をつぶやくらいだ。 しかし、大不況になってもストライキが起きないのは何も日だけではない。ちょうどよくアメリカでのストライキの話があった。1,000人以上の従業員が参加したストライキの数を表したグラフだ: Strikes and Lockouts at Record Low – Economix Blog – NYTimes.com アメリカでもストライキの数は1980年前後に激減している。 The stoppages last year involved 13,000 workers and accounted for 124,000 lost workdays, both of which were also r

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    arkanal2 2012/11/16