図書館で、1980年前後に書かれた日本とソ連との軍事衝突を描いた小説を見つけた。2は1の続編である。 『ソ連軍日本上陸!』 『ミンスク出撃す!』 尖閣諸島を巡って自衛隊と中国軍が軍事衝突する、という筋書きのシミュレーション小説が目立つ。 近未来に起こる他国との軍事衝突を題材にした小説、というものは、最近できたジャンルではない。およそ、1980年前後には、ソビエト連邦と、日本が軍事衝突するという設定の小説がいくつも書かれた。 それらの多くは北海道にソ連軍が侵攻するというもので、自衛隊が想定していた局地戦を描いていた。 それらに比べると、ソ連軍が東京を制圧し、日本に親ソ政権が誕生する、という本作は、壮大とが評すべきか。 もっとも、この本、実際の歴史を知っている人間の目から見たらなんだかおかしなところのある本である。 この本を見て驚くのが、写真のページがあることである。 軍事ものの本であるから、