ブックマーク / knagayama.net (2)

  • ソーシャルゲームはプロレフィードか – The Long Wait

    時は21世紀前半。我々は情報社会に生きている、と人は言う。インターネットは吾々の生を益々簡便なものにし、さまざまな障壁を取り払う。かつてある哲学者は資こそが最も冷徹な地ならし屋だと考えたが、いま人々の生活世界を恐ろしいスピードで水平にしていくのは吾々をつなぐネットワークとそこで伝達される情報である。そして吾々は、それがよいことであるような気さえしているのだ。 けれども前世紀のおわりに楽観的な識者たちが夢見たようにインターネットが世界を益々民主的に変貌させていくということはない。たしかにソーシャルネットワークはトリポリで革命を起こしたかも知れないが、情報が資と同じような差異の運動のさなかにその質をもつというのならば、その自由な流通の結果発生するのは、情報を多く持っているものと少ししか持っていないものの格差なのではないか。 近年、情報強者と情報弱者という対立軸を耳にするようになった。グロ

    ソーシャルゲームはプロレフィードか – The Long Wait
    arkanal2
    arkanal2 2012/12/09
    いや、何を言っているのだ。吾々はイングソックの支配下に生きているわけでもないし、ソーシャルゲームを生産している会社が何らかの惡しき意図を持っているわけでもない。そこにあるのは純粋な利得計算だ。遊ぶ人間
  • アンネシュ・ベーリング・ブレイビク: ネット世界の狭いビジョン – The Long Wait

    以下は、トマス・ハイランド・エリクセンによる Anders Behring Breivik: Tunnel vision in an online world の全訳である。エリクセンは、ノルウェーの人類学者。ナショナリズムやエスニシティにかんする書籍を多数著しており、ブレイビクの1500頁にわたる「マニフェスト」で、唯一「ノルウェーの堕落の象徴」として名指しされた学者である。このエッセイは、インターネットによる選択的な情報の摂取がブレイビクの狭い世界観を形成したのであって、より広い目で世界を見るために新聞などの紙媒体で情報を収集することが重要だ、という論調になっている。その内容そのものに対しては色々と思うところがあるが、ノルウェーにおいて先の事件についてどのような言論が展開されているかを表す文章ではあると感じて訳すことにした。訳の正確性は保証しない。 アンネシュ・ブレイビクの世界観は、オ

    アンネシュ・ベーリング・ブレイビク: ネット世界の狭いビジョン – The Long Wait
    arkanal2
    arkanal2 2012/10/05
    エリクセンは、ノルウェーの人類学者。ナショナリズムやエスニシティにかんする書籍を多数著しており、ブレイビクの1500頁にわたる「マニフェスト」で、唯一「ノルウェーの堕落の象徴」として名指しされた学者である
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