“官僚裁判官”は腐りきっている…非常識な低い量刑 裁判員制度“歓迎”の真意 山口県光市の母子殺人事件を取り上げた著書「なぜ君は絶望と闘えたのか−本村洋の3300日」がベストセラーとなったフリージャーナリストの門田隆将氏が、5月から始まる裁判員制度を“歓迎”する新著を出した。裁判員制度については時期尚早など批判的な論調が多いが、門田氏は「新制度は官僚裁判官を“神様”の座から引きずり降ろす最後の手段」と語る。その真意を聞いた。 「裁判員制度が多くの問題を抱えているのは事実ですが、それでも導入するべき。それほど現行の“官僚裁判官”は腐りきっている。判決のほとんどは、自身の人事評価と前例主義、相場主義に支配されている。だからこそ、常識では考えられないほど低い量刑がまかり通ってしまうのです」 門田氏は15日に発売した新刊「激突!裁判員制度」(WAC出版)でも、裁判員制度に異議を唱える共著者の元裁判官