昔からサラリーマンは無理だと思っていた。 小さい頃から集団行動が苦手で、通信簿にはよく「協調性がない」と書かれていた。 サラリーマンになることなく生きていくことを強く意識し始めたのは高校生の頃で、どうすれば実現できるかを考え、情報工学に進むことを決めた。 大学生の頃にいくつかWebサービスを作ってはいたが、食べていけるほどの収益はあげられず、結局サラリーマンとして就職した。 就職先は幸運にもホワイトな企業で、それなりに楽しく働いていた(技術職ということで技術に没頭できるのも良かった)。 とはいえツラいこともあり、何より人間関係が億劫に感じ、自前のサービスを作ることはやめなかった。 そんな中、サービスがちょっとだけ当たり、毎月10万円くらい入ってくるようになった。 10万円では生活できないが、もともとスキマ時間で開発していたものなので、フルコミットすれば売上を伸ばして生活もできるのではないか