2008年6月17日開催の「NET Marketing Forum Spring 2008」において「ネットが切り拓くマーケティングの未来」と題したパネルディスカッションが催された(写真1)。モデレータの明治学院大学経済学部教授,清水聰氏はここ数年低下傾向のマスメディアに対してネットワークメディアの利用率が向上している点を指摘。加えてネットを利用する全顧客の5.8%が消費者行動に影響を与える情報発信型(インフルエンサー)タイプであると語る(写真2)。 取り上げた商材により影響は異なるとしながらも,インフルエンサーがブログを利用して発信した情報は,「商品の評価は変えないまでも,閲覧した人に買う,買わないの意思をハッキリさせる」(清水氏)ことに影響を与えるという見方だ。 企業側がインフルエンサーをパートナーに出来る可能性はあるかという清水氏の投げかけを受け,パネリストの花王Web作成部長,石井