「科学的とはどういうことか」を考えさせられますね〜。ぼくは「外から流れてくる数字や言説を信じず、まずは自分の体で試して、確認すること」が科学的だと思うかな。そこから探求が始まるわけですから。自分のことばで語れるようになります。
執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・食品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2014年11月17日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 2014年11月1日の欧州委員会(行政機関)交替に伴い、しばらく静かだったEUとヨーロッパにおいてGMOs(遺伝子組換え生物)を巡る動きが活発化してきた。特にEUでは、科学的根拠に基づく証拠ベースの政策決定という従来の方針の一つが衰退し、拮抗する政治的イデオロギーにより地歩を移すという流れが勢いを増したように感じられる。今回は、これらの状況を俯瞰する。 <GM栽培可否は加盟国個々の判断に> 11月11日、欧州議会環境委員会の第二読会は、個々の加盟国が環境を理由にEUレベルで認可されたGM作物の栽培を制限あるいは禁止することを許す改正案を賛成53票、反対11票、棄権2票で支持した。 この指
なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか? 『「ニセ医学」に騙されないために』著者・NATROM氏インタビュー 情報 #ホメオパシー#新刊インタビュー#なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか? 医学の形態をとりながら、実は医学ではない「ニセ医学」というものがある。テレビや雑誌、書籍でもたびたび見かける、標準医療を否定する人びとやなんだか怪しい健康法。なかには、高額なお金を要求するものや、患者が命の危険に晒されると、病院に丸投げするようなものまである。『「ニセ医学」に騙されないために』(メタモル出版)には、そうした「ニセ医学」の中でも特に酷い事例が羅列されており、「ニセ医学」の基本的な手口を知るのにうってつけの一冊だ。著者・NATROM氏に、人びとが「ニセ医学」に騙されてしまう背景についてお話を伺った。(聞き手・構成/金子昂) ―― 数多くの「ニセ医学」事例を取りあげられている本書ですが、まずは「
2016.2.22 田口たつみさんとのコラボによる解説記事のリンクです。 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(1)扇情的な見出し・結果の曲解 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(2)「利益相反」 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(3)「相関関係と因果関係の混同」 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(4)推測表現 (おまけ:「科学的風だけど実は科学的証拠ではないもの」の例) 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(5)小さすぎるサンプルサイズ/代表的でないサンプル 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター解説(6)対照群がない/盲検試験が行われていない 2014.6.26改定 ファイル名が「.JAPなのはヤバイ」というご指摘を受け、「.JP」に直しました。 元サ
6月6 ラジオ出演「疑似科学を科学する」 カテゴリ:疑似科学雑記 ツイッターなどでご覧になった方もおられたと思いますが、昨日の夜、TBSラジオ「Session-22」という番組に出演して参りました(急きょ呼ばれたので、こちらでは告知が間に合いませんでしたが)。テーマは「疑似科学」で、司会は評論家で編集者の荻上チキ氏。ゲストとしてもう一方、法政大学の左巻健男教授が招かれました。水にまつわるあまたの疑似科学を解説した「水はなんにも知らないよ」をはじめとして多数の著書があり、このテーマを語るには最もふさわしい方でしょう。 番組では、疑似科学の中でも「EM菌」と呼ばれるものがメインで話が進みました。「EM」というのはEffective Microorganismの略で、日本語では「有用微生物群」と表記されます。その実体は、要するに乳酸菌や光合成細菌といった微生物が、共生している集合体とされます。
ここ数日、ニセ科学の本をどう分類するかについてはてなブックマークで話題になったので、それに関して書いておく。 前提として まず、図書館の分類は主題の正誤や善悪の価値判断を示すためのものではない*1。科学的に正しいかどうかによって分類を「自然科学」からはずすかどうかを決めたりはしない。 そうした判断を取り入れると、政治・思想・宗教あるいは科学的な異論を含め、無数の介入、バイアスの存在を許すことになるからだ。図書館ではID論の図書をキリスト教に分類せず、進化論の本として分類するし、偽史資料に基づいた歴史本もフィクションではなく歴史に分類している。ニセ科学の本だから自然科学の分類ではない分類にする、という単純な判断はしないし、すべきではない。 しかし、分類を検討しなければならない場合はある。 判断をする例 図書館が全く内容の判断をできない・しないというわけではない。何かを偽装したものに関しては、
福島第一原発事故以降、「御用学者」と罵声を浴びせられたこともある菊池 誠教授。それでも彼が発言を続けた理由とは? あらゆる情報が錯綜し、安全なのか危険なのか、それどころか何が起こっているのかさえよくわからなかった福島第一原発事故の直後、「直ちに健康に影響はありません」という“大本営発表”に心から安心できた人はどれほどいただろうか。そんななか、ツイッターでより正確な情報発信を試みた何人かの科学者がいた。 そのひとりが、大阪大学サイバーメディアセンター教授の菊池誠氏だ。特にインターネット上や週刊誌上で飛び交う、科学的根拠やソースの怪しい危険情報について、彼は「それはおかしい」「真実ではない」と注文をつけ続けた。そんな姿勢に“御用学者”と罵声を浴びせる人たちもいたが、それでもなお発信をやめなかったのは科学者としての責務か、それとも人としての正義感だったのか―。 *** ■とんでもないことを言う“
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